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こころぼそい話(6/30の日記)

なんとか夜を越したので日記を書きます。

降り続いた雨のせいでスマホにアラートが鳴った。
ここまでの雨だったのかとテレビのニュースをつけると、もっと大変な地域がたくさんあるようで心配になった。家族や遠くに住む親戚からも、大丈夫か、気をつけなさいとメッセージが届いた。
一方で学校の友人らの安否はほとんどわからず、ただ一人だけ「明日サークル行けないかもしれないね」とやりとりをした。こういうとき以外とSNSの更新とかしないんだな~と思った。私もそうだが、「この程度で慌てふためいていると思われたくない」みたいな気持ちが大小の違いはあれどいろんな人に存在するのだと思った。つけたニュースで、笑われてもいいやと思って避難してきた、というようなことを言っている人の映像が流れた。そういうことを考えなくてはならない状況が良くないなぁと思った。

前にも確かこんな大雨か台風で心細い思いをした気がする。体調が悪いときとか、大気の不安定で自分も不安なときに、一人暮らしだと近くに誰も慰めてくれる人がいないのが寂しい。
夜、真っ暗な部屋でテレビの明かりと時々ビカビカする雷だけを浴びて、今寝るべきか食品でも買いに行くか、それとも念には念を入れて避難するかという判断は全部私だけが背負っていた。
雷が鳴るたびに窓ガラスがガタガタいっている。自分のスマホがビービー鳴っているのに、隣の部屋からは一切聞こえない。隣に人がいるのにこうもひとりぼっちの気がするのが不思議だ。

こういうときに本でも読んで気を紛らわせたらいいじゃんと思ったのだが、それを越す睡魔でしばらく耐えたけど寝た。布団に入ったらおセンチになって明日起きなかったらどうしようと気が落ちた。外が時々光っていたのを視界に確認しながら気がついたら寝ていた。

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