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腰部放射線照射

検査入院の後、5日間連続で放射線照射治療が行われた。麻薬系鎮痛剤を服用しているので、眠気があり、車の運転は人に頼まざるを得ない。幸い数人の友人が時間の都合をつけて病院の送り迎えをしてくれた。これには院長はかなりの感謝の念と共に日頃の友人との関係が良好に保たれていることに嬉しさを感じずにはいられなかった。
この頃は院長の腰の痛みは薬で楽になっていたとはいえ、家で私マキがみているかぎりでも何とかしてあげたいくらい辛そうだった。本人も以前の痛みのピークの頃よりはマシになったとはいえ、今後歩けなくなるのでは無いかという不安を強く感じているようだ。
放射線照射はリニアックという機器が作用された。照射そのものはあっけないと言うくらい約20分装置のベット部に寝ているだけであった。放射線照射部がベットの周りを回転して色々な角度から照射できるようになっている。照射中何か感じるのか?と友人から聞かれていたのだが、まったく何も感じないというのが答えで、ただ寝ているだけで治療が終わってしまった。人とはなんとも自分勝手なもので、痛い治療はいやがるが、何も感じない治療には効いてるのか?という疑問を持ってしまう。放射線は目に見えるものではないし匂いがあるものでも無いし痛みを感じるものでもないから、余計にそう思うのかもしれない。
しかし、放射線照射治療の効果は確実にあった。放射線医からは治療効果が出るまでは1ヶ月くらいかかるよって言われていたのだか、きっちり1ヶ月後くらいか腰と足の痛みが消えてきた。その結果麻薬系鎮痛剤を飲まなくて済むようになった。走れるようにもなった。何も感じない治療であったが確実に細胞レベルでは効果があったのだ。走れるようになったとはいえ、左足の膝の上あたりの軽い痺れだけ残っている。
麻薬系鎮痛剤を飲まなくて良くなったので、車の運転ができるようになり、院長の行動範囲が広がることにより、気分的に楽になったようだ。

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