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【ツクツクインタビュー#2】心が動く何かと出会う場所

こんにちは!今回はツクマルに関わってくれる方々のインタビューです。ツクマルをツクる人第2回は、ツクマル手芸教室の先生、西野さん(愛称;れいこちゃん)にお話を伺いました。

ツクマルに関わるようになったきっかけ
 たまたま衣笠駅に降り立った時、駅から見えるキヌイチ(衣笠駅徒歩1分図書館。通称;キヌイチ)の灯りが「いいな」と感じて。私のアンテナにちょっとひっかかったの。Facebookでもキヌイチを見るようになって、時々いいねボタンを押していたのね。そうしたら、津久井浜団地にも図書室ができると書いてあったので、家から歩いていける距離だし、見学に行ってみようかなと思ったんだけど。

衣笠駅徒歩1分にある“キヌイチ”

 すぐに見学に来れたわけではなくて。私も気が小さいから“行ってみようかな、どうしようかな”というのを1年近く繰り返して。「入館手続きとかあれこれ面倒なのかな」「事前に申し込みが必要だったらいやだな」とか。そうするうちに“ツクマルカフェ”というのがあるのを知って、見学に行きました。
 “ツクマルカフェ”には何人かいらしていて、おしゃべりすることができて。お話が上手な方がいらして、その方のお話を聞いているだけでもいいなと思いました。こちらに引っ越してきてから3年くらいですが、これまでの友人たちとは距離があって、毎日誰かとおしゃべりすることがなくなってしまって。おしゃべりするのも大事だなと感じて、ツクマルに来るようになりました。

月1-2回、ツクマルカフェがOPEN

私のツクマルとの関わり方
 できるだけ、イベントには参加したいなと思っていて。いろんな方とお話しする機会になるしね。それと、今は月曜日の夕方、手芸をしに来る子どもたちに、編み物やミシンの使い方を教えてあげてほしいとお願いされて、定期的に来ています。手芸は長年趣味でやっていたので、材料だけはたくさん家にあるんです。家にある糸や布切れを持ってきて、子どもと一緒に巾着づくりをしたり。手芸の魅力は、自分が気に入った布に出会った時、「どう使おうかな」「今度あれを作ってみようかな」などとあれこれ考えを巡らせることができることね。

月曜日の夕方はれいこちゃんとの手芸タイム

ツクマルに関わってよかったこと、もしくは生活に出てきた変化など
 私流の言葉でいうと「ツクマルを知ったということで心がワクワクする」。私の中で“月曜日の夕方はツクマルの日”となっていて、気持ちに張りが持てています。それと、ここができていなかったら、生活の中でしゃべることは大してしなかっただろうから、口が回らなくなっていたかもしれない。ツクマルはいろんな年代の方が来ていて話していて楽しいし、その中で世代間ギャップが生まれて「そういう考え方もあるんだな」と発見があります。いろんな人のいろんな考えがあるということをいろんな方が気づいてくれたらね。

お茶やお菓子を囲んでおしゃべり

ツクマルに期待していること
 いつまで生きるかわからないけど、ここでできることがあれば手伝いたいと思っています。私からは「こうしたい」ということは特にないけれど、気軽に行けるところがある、というだけでも嬉しいです。

おすすめのツクマル活用法
 人それぞれの性格もあるしね。でも一人で悶々とするよりも動いて、誰かとしゃべったら、またいろんなひらめきとか驚きとか発見とか、自分に刺激が与えられて楽しくなるんじゃないかな。「人生面白がらなきゃ」と母がよく言っていました。こないだ観たダライラマの映画でも「困ったね、困ったね」と言うよりも「こうしたらどうかしら」と考えたり、しゃべったりするだけでも、心がウキウキしてくると。孫たちを見ていても、動画やゲームで下ばっかり向いています。機械の前にいるばっかりじゃ、目と頭だけ使って無表情になっていくんじゃないかしら。誰かが笑ってくれれば笑い返す。やっぱり心が動けば顔も動くし、顔が動けば心も動く。誰もいなければ、一人で鏡に向かって笑顔で挨拶するのもいいなと思う。ここに来る方が、何か心が動くものを感じられればいいね。

れいこちゃんとのおしゃべり、心がワクワクする


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