小松海佑新ネタ・サンパチ排除宣言・マイルド軍団・フーモンド【10月のお笑い②】
10/4 「小松海佑新ネタ5本」
月一の新ネタライブの(一旦)最終回。
だからといって何か特別なことをするということはなかったけど、10/24と12/1のライブの告知がありました。
お笑いファンはすっかりM-1の話で持ちきりだけど、ピン芸人にとってはそろそろアップを始める季節って感じなんだなあ。12/1の単独ライブは行きたい。たぶん行く。
ネタ↓
1本目と2本目がかなり良かった。なんでこんな話思いつけるんだろうってマジで思う。
だいぶ意識薄れてるくらい遠くの方で分かる「あるある」を言語化するのがうますぎると思う。毎回「こんなお笑い見たことない」って思わせてくれるから本当に大好き。
小松海佑の漫談でよく『学校』の風景が出てくるけど、いつもその描写がめちゃくちゃ鮮明というか、自分がいたあの校舎の感じまで明確に思い出せるくらい高い解像度で伝わってくるからすごい。
きっと学生時代からこういうことばっか考えてたんだろうなとか思っちゃうし、授業中こんなこと考えてる男の子がクラスにいたらと思うと結構甘酸っぱい気持ちになる。わたしの同級生にはたぶんいなかっただろうけど。
ゲストのおミルクが昔一緒にライブに出ていた頃の話をしていて、ご新規1名様のわたしにはとてもありがたかった。
銀兵衛の漫才が全然ウケなくて、小松くんが舞台上で泣きながら「俺の才能に金払え!」って吐き捨てたらしい。主人公すぎるだろさすがに。泣き虫なところも。
フリーの芸人だからより一層、小松くんのこのライブに来ること自体が『小松海佑の才能に金払ってる』ってことになんのかな。だとしたら超しあわせだ。
小松海佑という芸人の、あり余るほどの才能から逃げないでいてくれて本当にありがとう、と思った。
10/6 「サンパチ排除宣言」
普通のネタライブだと思って来たらすっっごい変なライブで最高に楽しかった!
こんなにもM-1エムワンえむわんってみんなが言ってる時期に、「どうやって"漫才"をやらないか」「いかにサンパチを使わないか」っていう大喜利を見せられるネタライブでした。
漫才だろうがコントだろうが純粋に「ネタ」が楽しくて好きで見ていたいし、賞レースはお祭りとして好きだけど、その練習風景としてライブを見るのはぶっちゃけ全然楽しくないと思っちゃうので(笑)、こういう企画ライブは本当にうれしい。
出順が後ろになるほど大喜利の手が尽きてきて頭を悩ませてるらしい芸人さんたちの姿も含めて良かった。本当にめちゃくちゃ楽しかった!!
その大喜利の答えがおもしろいかどうかというより、“このライブでしか見れない”とか、“このライブのためにしか使わない脳みそがフル稼働している結果”を見せつけられるのが好き。オープニングのトークから「トリのダイヤモンドが割を食うライブです」とか言われてるときからすでに最高の気分でした。
令和ロマン(というかくるま)がツカミでハイになって結局ネタやらずに終わってめちゃくちゃ笑った。こんだけフリが効きまくってる舞台で「もうネタやりたくない!」なんて言われたら、マジで今日来て良かった…って思っちゃう。有料コンテンツ受給者の特権ですこれが。
他もみんなおもしろかったけど、どんな形で漫才しても安定感のあるヤーレンズと、どんな形でも「ダイヤモンドなら普段からやりかねない」と思わせてくれるダイヤモンドが特に大好きでしあわせでした。本当にいいライブだったなあ〜…。
・ハイライト
10/11 「マイルド軍団ルミネ定例会」
マジで大好き!!!どうしよう!!!
初めてのマイルド軍団ライブだったけど、かなり愛が止まらんくなった。未だにマイルド軍団のライブを思い出しては「好き〜…」と思う瞬間が日常にある。
軍団メンバーも好きだし、三浦マイルドという芸人を囲う若手たちの雰囲気もキャラもあまりにも良すぎてというかわたしの好きな芸人の集団すぎてマジでしあわせだった。そして、ここに10億円が入ってることがもう何よりも超うれしい(泣)
普通に話ちょっとそれるけど、10億円が東京にいてくれて本当に良かったっていつも思う。きっとマンゲキにいても余裕で劇場メンバーだろうし可愛がられてただろうけど、神保町の若手の中にいるからこそあんだけ牙むき出しのままいれるような気がする。ちゃんと劇場メンバーなのに月の半分以上地下ライブに出てるとこも、なんかお笑いっていう世界が本当に好きなんだなと思う。そういういろんな繋がりが巡った結果、大好きな金属バットのいるマイルド軍団に入ったって思うとなんかもう堪らん。ありがとう。誰にかはわからんけどとにかくありがとう。
ライブは配信なしで、ちゃんとした不謹慎なライブでした(笑)絶対にそんなことSNSでも道端でもあんま言っちゃダメだろ、みたいなことを「お笑い」としている芸人を金払って見てるのが楽しくてしょうがない。
「コンプラが〜」とかってとにかく言われがちだけど、そういうルールで縛られていく“大衆受け”の外で、そこの温度と比例して「ここは場外だからOK」って好き放題言いまくる世界がどんどんアツくなってく構図は、正直個人的にはうれしい。
NGワードが増えれば増えるほど、こっちの世界で笑えるものが増えてくだけっていう矛盾がバカバカしくて楽しい。「ダメなもの」それ自体が好きじゃなくて、「ダメ」って言われてるから興奮するもんなんじゃないですか。
(客の質的に牛女とかいてもめちゃくちゃウケそうだな〜と思ったけど、佐野さんが左翼なのでダメ)
あと、三浦マイルドという芸人が好きで集まっているメンバーが、ちゃんとマイルドさんのネトウヨツイートを辞めさせたがってるのが本当に良かった。高い壺買わされそうになってる親を必死で説得してる家族みたいだった。
零士の「政治のことばっか言うのほんっとにやめた方がいい!!!!」と、
友保の「そんな政治的なツイートしかできんような腕やったらちぎれた方がええ」
の二つが最高だった。マイルドさんにどう響いてるか知らんけど、とにかくすごい慕われてるからこそこんだけなめられてるんだなと思った(笑)
マイルド軍団で遠征したいと思った。たぶん大阪の方がより濃いメンツなんだろうな…。遠方でも見たいと思わせてくれるライブに出会えてうれしいです…。
10/13 「ダイヤモンド×フースーヤ ツーマンライブ『クレイジーダイヤモンド』」
2月のわたしのツイート。前からダイヤモンドがフースーヤとツーマンしたいって話をしていたらしく、それは知らなかったんだけど、ダイヤモンドとはお笑いの趣味がよく合います!!本当にうれしいです!!ダイヤモンドのツーマンが毎回絶対楽しみなのはそれもある。
で、結果、マジでこれしか覚えてない。
全客拍手笑いの最高な瞬間だった。アホなお笑いは強い。
まず、ネタの時点でやっぱりフースーヤはすごかった。頭おかしくなりそう系のお笑い好きなほうだと自分で思ってるけど、フースーヤのネタ3本見るのはめちゃくちゃレベル高かった。これって今何見てるんだっけ?って思って余計笑いが止まらなかった。
ダイヤモンドも(いつもだけど)何言ってるかよくわからん漫才をしていて本当に楽しかった!あんまり見ないネタをやってくれるのはとてもうれしい!
運動量とかリズム感とかでぱっと見は全然違う二組だけど、「わけわからんことを面白がる」っていうところでめちゃくちゃ感覚が近いのかもなあと思った。
コーナーの悪ふざけの仕方が怪奇のツーマンの時とマジで一緒だったのもそれを裏付けてた気がする。フースーヤはやっぱりめっちゃくちゃおもしろい。
あと、最近マンゲキのライブを何個か見てて、一本のライブに対して消耗する体力えぐいなと思った。フースーヤは特にその筆頭だと思うし、実際直接見たときの谷口の運動量とか、どの瞬間のくだりでも全部拾ってこうとする感じ、マジでバトル中の能力者みたいな生命力感じた。アドレナリン出まくってそう。
フーモンド大阪公演も楽しみにしております!!!!!
・ハイライト