【D-88】空気階段第7回単独公演「ひかり」
今年も来れました!すっかり夏の風物詩。
ネタバレ無しで頑張ります!
配信観てみよ〜って思ってもらえたら最高(サイコゥ)◎
わたしが見たのは東京・天王洲銀河劇場の2日目。
ツアー全29公演の26公演目。
(ここまで本当におつかれさまです…!という気持ち。)
一緒に観に行く友達は、先に岡山公演も観ていて「正直今までで一番好きかも」と言っていた。
「ひかり」を観終わって、その言葉に納得しました。「空気階段のこれが好きなんだよ〜!」と思う要素が盛りだくさんで、それでいて、今の空気階段じゃなきゃできない単独でした。本当に素晴らしかった。
・「ひかり」について
「ひかり」というタイトルを見たとき、もぐらさんの子どもが生まれたときの言葉を思い出しました。
「自分の人生は終わった。俺はこの子の人生のサブキャラなんだ」
あまりにも人間としてかっこいい俯瞰で、時折思い出す言葉です。
かたまりさんは「子どもは人生に光を当ててくれる」と言ってますが、光そのものから光を守るものへ、そんな人生の移ろいを感じる単独ライブでした。
・演出とか
天王洲銀河劇場ってどこやねん、というレベルで一度も聞いたことない会場でしたが、あの大きいスクリーンと照明が重要だったんだなと思いました。(それで会場選びしてるかとかは知らんけど)
それぐらい光や映像での演出がこれまで以上にふんだんに使われていて、かなり「作品」感が強かったです。
※意識高い系のコント師みたいな読み取り方されそうですが、ネタは相変わらず抜群にアホでおもしろいです。空気階段はちんぽこ大好き芸人なのでちんぽこ言いたいだけのネタもあります。
過去作は「転換時間もおもしろく!」みたいな意識があったのでそこも楽しめましたが、今回はなるべくその間を開けずにストイックにネタだけをやり続けていてかなり「本編」への気合を感じました。
さらっとやっているように見えて、転換時間を限りなく減らすためにあらゆる努力をしてるんだろうなと感じました。幕間映像とかもなくあんなにスムーズに連続でコントできないと思う普通。。マジですごい。
・ ネタの話(あれが好きとかどうとか)
各ネタ前に投影されるネタタイトル。
表題「ひかり」という文字が映されたとき「え、もうそんな時間なの?!」と思いました。(いつも表題コントが最後のネタなので。)
本当に体感1時間ぐらいでした。2時間公演だったけど楽しすぎて一瞬で終わってしまいました。。
でも最後のネタ「ひかり」、ほんっとに素晴らしかった。
設定のおもしろさはもちろん、やっぱりもぐらさんの変幻自在な演技力すごすぎました。何人も演じ分ける必要がある設定でしたが、同じ衣装なのにちゃんと別人に見えました。
ところどころ、空気階段が描く「親心」というもののあったかさがより2人の心の底から滲み出ていたように感じます。
3本目(高校生のやつ)とかもめちゃくちゃ好きなやつですよね。弱くてアホで愛しい奴らの味方でいてくれる空気階段が大好きだ。「それなんなんだよ」みたいなくだりも含めて愛おしい。
こういう「空気階段じゃないとできないコント」こそ最大の魅力だけど、今回はさらに「“今の空気階段”だからできたコント」という側面も強かったように思います。
空気階段の単独って、2人の人生が乗っかってるので。
(そしてきっと「anna」を思い出した方も多いのではないでしょうか。わたしは「anna」が一番好きな単独なので、それとも重なって胸がいっぱいになりました。)
あとやっぱり「空気階段がちんぽこ言いたい/使いたいだけ」のネタはみんな好きですよね。もちろんわたしも大好きです。
最後から2番目のあのタイトル長いネタ、バカ笑いしました。あのネタのときだけ新宿バッシュで見てるのかと思うぐらいアホでくだらなくて最高でした。
そんなネタをね、キングオブコント王者が全国ツアーでやってるってことが何よりもの「ひかり」だと思うんです。好きなことを突き詰めた先にあんな大きくあたたかい喝采があるなんて、希望すぎます。
こういうところでも、空気階段は光でありながら、光をあてる側の人たちでもあるんだなぁと思います。
とても個人的感想
今年も来れてよかった。
お笑いってくだらなくていいし悪くて良いし賛否あって良い、おもろいから。って思ってるタイプですが、やっぱり「希望」って強いなと思います。
特に空気階段の単独を観た後は強くそう思います。
泥臭くても弱くても負けても、人間って美しいなあ愛おしいなあと思わせてくれます。
生きてく上で、お守りのような存在です。お笑いライブにこんなこと思うか?って思うかもしれないけど、本当です。マジで観たら分かる。特に自分の人生にイマイチしっくりきてない感覚がある人には刺さると思います。
楽しかった。ありがとう空気階段。
また来年!