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2022.12.18 2023. 1.14 2023. 1.15

ツアーも折り返しを迎え、いつの間にかネタバレが許される雰囲気になって来ました。

これまでネタバレ禁止に厳しい目を向けてきた方々も、そろそろご自分でもライブに参加ができたようで、ここは、今回のツアー、すでに三回も風に吹かれたこの私の出番ではないかと思い書き始めました。

まずは宮城ですよね。仙台は都会でした。駅周辺はとても開けていて、繁華街もあれば、宿泊施設もあり、デパートもあるし何でもある。ただ、感覚として、何かがほんの少しだけ遠いんです。それは寒さのせいだったのかもしれないし、人々の生活テンポのせいだったのかもしれない。のんびりというよりも、なんだか、急に停止する感じで、私の宿のコンセントはたったの一つでした。
そして、小心者の私が一番本気で恐れていたのは、クマだったのです。これは冗談ではなくて、アーバンベアは、冬眠もせず、おなかがすくと、ゴミをあさりに街中まで下りてくるそうなのです。だから、私のバッグには、お守り兼鈴を付けました。幸運なことにクマとは遭わず、藤井風と風民さんに会ったのです。
日曜のライブの後は、牛タンではなく魚介料理に舌鼓を打ち、風民さんと語らい、翌日は日帰りで名湯秋保温泉を満喫し、ついでに大崎八幡宮にも行き、帰宅の途につきました。

ライブはなかなか良い席でした。何と言ってもアリーナとしてもキャパが小さめなので、その前のパナスタ吹田と比べたらものすごく藤井風は大きかった!どういう登場なのかが気になっていたのですが、な、な、なんと、自転車でした。自転車でぐるっと回るんですよ。そして、センターステージの高さがとても高い。だから、アリーナよりも、むしろ私の見たスタンド席はとてもステージが見やすかったのです。

照れた表情でひたすら自転車こいでましたね。ここでは、観客から触られる心配もなく、悠々と回られました。

それから、自転車を降り、センターステージへ。ここは、センターのセンターみたいな場所で、ピアノが置いてありました。少し小さめのいつものグランドピアノ。そして一曲目はあの幻に終わりそうだった東京2020オリンピックの公式テーマ曲The sun and the moon。ピアノを十分鳴らせて、曲は静かに終わりました。

その後はピアノ弾き語りが続き、彼のピアノと歌を堪能したところで、バンメンさんたちが下から登場。武道館の時は藤井風が箱から登場でしたが、今回は新生バンドでもあり、バンメンさんたちが円柱下から登場でした。

それに伴って、センターステージのセンター部分もより高くなりました。

ベースからのスタートだったと思います。曲は当然damn。踊りましたね。みんな踊りだしちゃった。最高な最初からの大盛り上がり。

気付くと、死ぬのがいいわ~青春病 このつながりも終わってた。ばたっと伏せて老人になって死んじゃったのかと思ったら、実はそうではなくて、青春の病に侵されていたので、まだ生きていた設定?でした。パナスタから、宮城、紅白と、この二曲のつながりが進化しているのを目の当たりにしました。紅白では最後に伏してから、しばらく時間があったそうですね。時間の押していた紅白で間をとったのは、藤井風ぐらいだったのかもしれません。やはり大物。

宮城での衣装は、青も赤も入っていたベース白でした。前日のちょうどボーダー柄のバスタオルみたいなさつまいもと蜜柑色からの変化。そして、ベースは白よりはベージュよりだったと思います。最初の自転車の時は、金田一耕助みたいな日本の絣柄のような藍色の格子模様の着物っぽかった。

ピアノチャレンジも、まだそこまで笑いを誘わない、余裕のある、優雅な移動でした。とても見てみたかったので、ライブで観られたときは、やった!と、思わずガッツポーズでしたね。

とりあえず今日はここまで。次回へ続く…


開演前の500レベルロビーにて夕陽

時は経ち、今日は二月六日。節分も過ぎ、妙に春めいていますね。卒業式のころの空気の匂い。花粉も多分飛んでいる。
冬から春へと確実に季節は巡っている。でも、まだまだ寒いよね。今日が多分例外的な暖かさ。

チーム風は、大阪に入っているようで、私は妙に眠い。風くんが東京から離れると、なぜだかいつも泥のように眠れる。昨晩は8時に寝た。やっぱり夜中に起きてしまい、インスタの投稿をみたりしてたけど、また寝られた。

さ、さいたま初日です。地元なんです。ついに私のテリトリーにあの藤井風がやって来る。これまでの数々のニアミスと、ビバラロックでの圧倒的パフォーマンスを思い起こし、ニヤニヤが止まらなかった。

おまけに、フォロワーさんと、たくさんお会いできたんですよね。さいたまとは、北から南まで、なかなかに集まりやすい土地柄なのです。

用意してきた極上蜂蜜紅茶も尽き、追加を取りに帰る暇も無く、朝早くから、ライブ終わり食事まで、ずっとスーパーアリーナ周辺を彷徨っていました。

初日は、五階席でまるで席の期待なんてしてなかったのに、行ってみてびっくり。非常に見やすく、しかも、音が半端なく良かった。また、天の神様に近い文字通りの神席でした。

五階だと、私が居たのは外から見ると、本当に上の方。あの藤井風さんを高みの見物すると言う恐れ知らずの贅沢な席。また、風民さんの狼藉ぶりも観察できました。

踊り子さんにはだいたいにおいて触っちゃいけないのよね。あなた、第一そんなお金払ってないでしょ。胸元にチップを忍ばせるとかできませんから。受け取らないしね。

それなのに、ああそれなのに。自転車で回る風くん、何回か転んでたなぁ。下がコードなんかで凸凹してたせいかとも思ったけど、引っ張ったやつが居たらしい。カラーボールは、これからアトラクション兼狼藉者出禁マークつけのために常備すべきだと思います。まじで。

宮城二日目と比べて、お衣装は色味が少なかったかな。何よりも、さいたまスーパーアリーナの歴代観客動員数の記録更新という、とても誇らしいお知らせを、まず開口一番、藤井風の口から聞けて、最高でした。

そして、私たちにそれを自覚してくださいとか、どれだけこの人は謙虚なのだろうか、いや、これは謙虚を通り越して、むしろ俺様の言うことを聞けの、ひさびさの俺俺モードに萌えました。

旅路の歌詞はたしかメロメロ、いや、メタメタになってたけど、その感じ嫌いじゃない。可愛いんだもの。

旅路のテーマとは、忘れることだと思う。あの日のことは忘れてねだから。歌詞からは、歌詞だって忘れるよねの言霊が入るのが自然。人生なんて恥の積み重ね。忘れたいけど忘れられない思い出の塊。

お隣の大きな女性がだんだんセンターに寄ってくるのが困ったけれど、五階の怖さも次第に忘れ、踊りまくりました。燃えよでは、マサイジャンプしてたから、すごいな私。

楽しい初日は、感覚としては50分くらいで過ぎていきました。ハッとすると携帯を取り出し、何なんw をまた歌うお時間に。
そして、終了。

クリスマスのイルミネーションがまだ残っていて、さいたま新都心はとても綺麗な夜景でした。風くんに、地元さいたまを見て貰えて嬉しかった。また来てね。

駅前ピアノもあるし、なかなかステキな空間が広がっていました。駅から左は青のLED。右は金。家から歩こうと思えば歩ける場所でライブがあるのは、仙台まで駆けつけた私にはかなりのご褒美でした。

しかも、翌日もライブがあると言う余裕。ニヤニヤが止まらないまま、三日目に続く…

こんなにもたくさんのライブに参加できる機会をいただけたのは、ひとえに、ライブのチケットがとれないミュージシャンなんてミュージシャンじゃないと、以前、ツイッターでごねたせいだと割と本気で信じているのです。
とにかくチケットがとれないとれないと、全敗だったホールツアーでは、生霊まで飛ばそうと思うくらいでしたが、ご迷惑になると思いますので、今回それが解消されて本当によかったです。

500レベルから400レベルへと、ほんの少しだけステージには近づきました。
ステージに入る前に、不思議な場所を通過して、スモークの臭いもしっかり
嗅げて、ワクワク感は高まりました。

開演前に、前日、風くんおススメのアプリ、シャザムでとったセットリストを眺めつつ、やっぱり前日と同じだなあと、余裕のたまアリ二日目は幕を開けようとしていました。

ユーミンの曲が入っていたのもうれしかった。それ以外は甘い恋の歌が多かったような気がします。曲名検索を初めて使い、その便利さに驚きました。



開演前の気持ちを思い出しますね

前日の記憶がまだ新しいので、二日目はどこか落ち着いてました。反対側の席にいるフォロワーさんに会いに行ったり、いろいろ動き回っていました。

暗くなり、今日も自転車で登場。ここで特記すべきは、対角線上の正反対の位置から出てきたことですね。つまり、前日からしたら、ここから出てくるであろう位置ではなく、見事に反対側から登場したんですよ。この飽きさせない工夫からすると、たぶん、ほかの会場も、登場位置は毎回そうしていたのではないでしょうか。一日目と二日目で場所が入れ替わる。センターステージといい、この配慮といい、全てのファンを平等に扱う姿勢が垣間見えた気がします。

ということは、もしかしたら、センターステージでの回転も一日目と二日目とで逆にしてる可能性もありますね。そこまで意識しませんでしたが、何なんwで比べてみるのも一興かと。風さんの練り歩く、走り回るのも、逆だったりして。

さいたまスーパーアリーナは、音響が素晴らしいと今回しみじみ思いました。また、照明も飽きさせず、会場内を照らしたり、時に、雲海に浮かんでるかのように見えたりもしました。400レベルでも十分楽しめました。実は、二日目の席の方が傾斜が急で、立ち上がると少しくらくらしました。
ライブが始まってしまえば、そうでもありませんでしたが、立った後は、たえず後ろの自分の席によりかからないと、落ちてしまいそうで怖かったです。

体感はやっぱり50分ぐらいかな。とにかく始まるとあっという間に終わるんです。時間の流れる感覚が、少しだけ通常と異なっていたのかもしれません。今回はステージ上の演出にも目が行きました。ダンサーさんたちの踊りの多彩さにも驚きました。火もいいタイミングで出るし、また、バンドのメンバーさんたちの個性、それが藤井風と見事に絡む感じ、見事でした。統一感がとれているというか、気持ちが通じ合っているというのか、一体感がありました。そして、その一体感の中に観客もちゃんと含める工夫がある。

ロンリーラプソディでの深い呼吸法から始まり、もうええわでの合唱指導、それは何なんwでのコール&レスポンスへと続きます。風先生は大変お上手に指導され、ピアノまで弾き、曲へと繋げます。あの臨場感、まさに、ライブでした。生きてると思った。

生きてる生きてく
色々あっても
人生は続く

生きることを
幸せになることを
あきらめないで

そんなことを藤井風から言われた気がします。







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