【小さな詩】秋

夏が終わって君と出会った季節が来た
「風は寒くなったね」なんて君は笑ってた
空も街も暖かいフィルターがかけられたみたいに美しく写った。
手を繋ぐとまだ少し暑かったのを思い出した。
吸った息が乾いていて、カラフルな匂いがした。
色付いた木々を見上げる君に僕は恋をした。
色付いたのは過去か。
落ち葉が落ちた。
落ちたのは恋か
落ちたのは故意か

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?