callasoiled

電子音楽 / 幻想情緒

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最近の記事

作ったもの、見てほしいよなぁ!!!!

例えば、本当にただの自己満足で音楽やら何やらを作っているのであるなら、作ったら捨ててしまえば良いわけだけど、なんかもったいないなとか、せっかくだからとか、そういう事思ってしまうし、やっぱり、作ったものというのは見てもらいたい、聴いてもらいたいよね、と思う。 どうですか?そう思いますか? そう思うのであれば、「ポップなもの、大衆にウケるものを作れ!」 …なんてそんな事は思わないし、そんなつまらん事言いたいわけでもなくて。 ある程度は「こうしたら聴きやすいだろうな、見やすいだ

    • シンセサイザーという絵の具

      絵の具というよりブラシ? それともキャンパス? じゃあサンプラーは写真の切れ端? 例え話は、解像度を高くするほど粗が目立つようになり、はなから破綻しているロジックが見えるようになるだけなので、そこらへんふんわりと考えていただきたい。 現代のシンセサイザーは誇張無しに、全ての音が出せる。 とはいえ、すでに録音の技術も高いのだから、現実にある音は現実から拾い上げた方が早いという話もある。 この話の究極の着地点は、つまるところ、すでにあるもので良いのか、それじゃ物足りないのか

      • Lofiは近くてデカい

        特定の音楽ジャンルの話ではなく、音処理とかミックスでの話。 「音質は悪い方が音量が大きく聞こえる」という話です。 音波形の話にしてみると、円形に近い形の波形よりも、尖った波形の方が音がデカいっていう、そんな感じ。 シンセで言うと、サイン波よりノコギリ波とか矩形波の方が音デカいでしょ。 サイン波にオーバードライブかけたら矩形波みたいな音になるし。 逆にリバーブとか空間系の音にオーバードライブかけたら空間の感じ無くなるでしょ。 やってみて。 きっと空間の音っていうのはハイ

        • 「サム・ドルマヤン現象について」という記事について

          この記事です。 このnote自体、特にバズっても無ければ炎上もしていませんが、今思えば、この記事は、あまりにも原作に対するリスペクトが無く、自分をただ表現するためだけの釣り餌に人気作のキャラクターの名前を使うという事をしてしまった事に対して、非常に反省しています。 ここ最近の二次創作の在り方を見ていて、非常に心が痛く、この記事が頭から離れませんでした。 自分もまた、加害側である事がずっと苦しくて、時に忘れようと自分を無理やり肯定したりしましたが、やはりこのままではいけな

        作ったもの、見てほしいよなぁ!!!!

          音楽理論について

          (タイトル変更した) 自分自身、音楽理論なんて全然知らないんだけど、自分がやってる事、多分かなり理論に忠実な気がする。 多分だけど、音楽理論は思ってるよりもずっと音楽を可視化しようとしているだけで、そこに文化的、人格的な空気は無いような気がする。 理論なんだから、そういうのはあっちゃいけないとも思うし。 バロック期的な音の推移とか、現代ポップスのメロディの構成癖みたいなの、多分説明されて無いでしょ。 そういうのはTipsとか歴史の領域というか。 「どう頑張っても人間はそ

          音楽理論について

          体感する音楽

          1:16辺りから始まる展開。 引き伸ばされた声と深くなるリバーブ。 飛んでいくクレイジーフロッグの映像と相まって、突き抜けるようにリズムが押し寄せてくるようなイメージ。 これはこの時代のトランスでは多分よく使われた手法だと思う。 ありきたりではあるのかもしれないが、この手法で得られる爽快感を技法として手中に収めるという考え方は、あまり無いのでは?と思い、書いてみた。 トランスというジャンルありきで見るのであれば、この展開はむしろ陳腐ですらあるのかもしれないし、クレイジーフ

          体感する音楽

          ガチ恋について

          特定のキャラクターやアイドルみたいな手の届かない存在に対して本気で好きになる事を言うのでしょうか。 そうだとして、その人のコンテンツを見て、自分はこの人の何を知っているのだろうと、ふと空しくなる事が、自分はとても多いと思う。 その見せられているコンテンツの全部が一種のメタフィクションのようなものだって言うのに、何を知る事が出来るんだろうかという話だ。 カメラの前に座り、マイクに向かって喋り、現実から遅延して、たったの四角形に収められた映像の、どこに現実があるって言うんだ

          ガチ恋について

          大喜利が分からない

          大喜利が分からない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 瞬発的過ぎる!!!!!! 自分の判断が鈍くて、答えを見てからこれはおかしな所を探るべきなのか、考えない方が笑えるのか、そういうのが分からない!!!! 俺は、変な顔で変な声出してる人の方が面白いと思う!!!!!!!!! 大喜利が難しくて分からないから!!!!!!!!!! 笑う事ってそんなに難しい事なのかなぁ!!!!!!!?????? 俺は笑う事さえ許されないのですか!!!!!!!!!!ハァッ!!!!!!!!!!

          大喜利が分からない

          純度について

          ハッキリ言って、自分はアイドルの歌とか、ましてやVTuberの歌とか、本当に、どう頑張って聴いても虫唾が走ってしまうタイプで、そこが深追いしたくても出来ない理由の一つでもある。 でも、嫌いになりたい訳でもないし、むしろ好きになれたなら、その方が楽しいじゃんとは思う。 それに、アイドルやなんかの歌って、結構音楽の本質に忠実な気がするし。 そういう音楽って楽しいから。 ただ、自分が虫唾を走らせてしまう理由が「楽しそうな音楽だから」というのがある。 希望に溢れていて、エネル

          純度について

          文章の書き方について

          昔の投稿を読んだら、まぁ錯綜しきっていて、簡潔さが全くない。 今はそうじゃないかと言われたら、別にそんな事も無いのかもしれないけど、少なくとも簡潔に書けるようにはなったのかなと思う。 自分は、本当に文章を書くのも読むのも苦手なので、こういうので一儲けしようとは全く思ってないけど、やっぱり、伝えるのは大事。 伝える手段はほとんど文章しかないし。 後は態度とか、行動とか。 そう考えたら、全然伝える事が得意じゃない。 うまく態度を見せる事も得意じゃないし、表情筋は硬くて、行動を

          文章の書き方について

          「数の民族」について

          ありがとうございます。 5000再生が多いのか少ないのか全然分かんないんですけど、節目はめでたいというのが風習としてあるみたいなので、報告でした。 「数の民族」自体、結構挑戦する事の多かったアルバムだなぁと今思えば。 文庫本みたいなアートワークに、空洞で構成された物語性。 人間的なコンセプト。 「みんなで一緒にアルバム通して聴こうぜ」という機会を作ったりした。 どうせみんな「悪癖」しか聞かないで、そういう歌モノだけがcallasoiledの全ての様に語られて、そういう物ばか

          「数の民族」について

          夢について

          久しぶりにたくさんの夢を見た。 全てのものが幼かった頃の大きさで、今では小さく感じる場所も大きくて、すぐに道に迷ってしまう。 暖かい日差しと、刺すような曇り空が違和感なく不自然に交差していて、そんな場所がずっと心地よかった。 部屋の内と外の極端なコントラストと、その間の道と、忘却。 起きてみれば、その空間のディティールが何かしらの思い出の一部である事を強く感じる。 夢というのは、切り刻まれた現実なんだと思う、目覚めの瞬間。 夢は全くもって神からのお徴なんかではなくて、

          夢について

          callasoiledの聴き方について

          好きに聴いて欲しい。 自分が作った音楽を好きになって良いし、嫌いになって良い。 「これは〇〇の意味がある」可能性とか「何の意味もない」可能性を否定したくない。 「オナニーして気持ちいい時の音楽」みたいな、卑下したような表現されても俺はそれを尊重したいと思ってる。 君はそう思うんだねって。 それらをSNSとかで言うのも良いし、言わないのも良い。 出来れば言って欲しいが、それはこちらの事情だ。 何が言いたいかっていうと、俺の音楽の事好きじゃない人の事も考えなきゃいけない。

          callasoiledの聴き方について

          高尚さについて

          多分「誉」って言った方が分かりやすいかもしれない。 ただ、それは目的に必要かって事、あったりなかったりする。 ただの身の上話なんだけど。 俺は若い頃、周りがやってほしいと思う事をやろうとしていたし、周りが欲しい反応を頑張って探して、そういう風に動こうと思っていた。 自分は、そういうズレた高尚さを持っていたんだけど、ある時、そんな事をずっとしていたら周りに誰もいない事に気付いて寂しかった。 自分なりに頑張って人を想っていた事が全部無駄な感じがした。 頑張って会話したり、お酒飲

          高尚さについて

          錯綜 動画編

          なんだかんだ、自作曲のリリース前というのはライブやる時ぐらい緊張する事が分かったし、リリース後もライブやった時と同じくらい虚無になる事が分かった。 それを紛らわすために上の動画を現在出てるPart3までずっと見てた。 my mechanics、丁寧だから好き。 「神は細部に宿る」という、誰が吐いたのか知らん名言が頭を過ったりする。 細部に拘るのは結構気が狂うけどね、大事だね。 変なもの作りたくないし、刹那的な音楽もあるけど、自分は刹那的とは真逆な音楽を作ってると思うし。

          錯綜 動画編

          無知のメリットについて

          例えば、外が明るくなったり、暗くなったりする事に対して、何の知識も無かったとしたらどう感じるだろうかという事を考えてみた。 多分だけど明るい事は普通だと思うだろう。 だけど、「暗い」という状態は不便なのだから、異常だと感じるはず。 自分の場合は、その異常事態を引き起こしているのは何かと考えると思う。 「何かを失った」とは考えない気がする。 クソ明るい丸を日常的に見て、認識していたなら違うのかもしれないけどね。例えばだから。 その「異常事態を引き起こしている存在」を想像し

          無知のメリットについて