仕事の原点 2008年度講師時代6 教師という仕事、担任という仕事への気持ち

日記から引用してきました。

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担任を始めて1ヶ月が経ちました。
今日はたとえ話もなく、普通に少しだけ心の内を記します。

教師はなんて忙しい仕事だと思いました。
校務分掌はないに等しく、ほぼ学級のことを授業のことを考えればよいという好条件なのに、とても忙しいと感じます。

教材研究は全時間することはほぼ不可能だと現在感じています。
もちろん翌日の授業は何をするという計画は前日に詰めますが、詰め切れていないということも然りであります。

帰りは徐々に遅くなるばかり。
自宅に帰るとスイッチが切れてしまうので、必ずといっていいほど学校で仕事は済ませます。

だから、日付が変わって帰ることもそう珍しくなくなりました。

大学時代のクラブは深夜までよく残っていたので、それに比べれば…と自分を慰めていますが、それにしても遅い。

有名な実践家の書籍を読むとやはり上には上がいると感じます。
そうなると、教材研究をしたくなるし、なぜ実践家はこの考え方に至ったのかの経緯も納得するまで読み込みます。

ほんのちょっぴりでもわかったときは、そして子どもたちの反応が良かったときの喜びはとてもうれしいものです。

基本的に教科書のない教科は苦手です。
体育とか音楽とか(音楽は教科書あるんだけどほとんど教師の裁量に任されている)生活とか…。
裁量権が多い授業というのは、今の僕にはとてもきついです。
でも、最近少しだけ発問の仕方がわかってきました。

単学級であるが故に、自動的に学年主任をしていますが、裁量権の多い授業というのは一から捻出しなければならないので、まだまだこれからどう展開していくのか本当に読めません。

国語や算数は今まで知識として溜めてきた書籍の中で、やりたいことをやりたいだけ試しています。もちろんきついときもありますが、なんかがんばれる気がとても強いです。

連絡帳チェック、丸つけ、子どもたちの本日の様子、宿題の作成など休みなんてないんだな…と強く感じています。
暇さえあれば、子どもたちと遊んでいるし、子どもたちが目の前にいるときは本当にあっという間に時間は過ぎていきます。そして、とても楽しい。


でも、深夜に帰る生活がこのままずっと続くのかな…
今は力ないし、要領もわからないし、もっと力をつければ、もっと効率よく仕事できるのかな…

なんて考えながら毎日が過ぎていきます。

まだまだ始まったばかり。
波はあるけど、がんばります!

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今となっては当たり前の感覚ですが、教師は分刻みのスケジュールを日々送っています。

子どもが来たときだけが仕事ではありません。

上の日記のように、校務分掌(学校全体にかかわる仕事の分担のこと)がほぼゼロに等しく、学級に注力できたとしても、仕事は山程あります。

加えて、生徒指導や保護者対応を放課後に抱えることがあれば、自分の仕事の時間などは後回しになります。

学年の仕事・学校の仕事が最優先。

次に、学級の仕事ができます。




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