【小説】私と推しと彼と解釈違い④
「え~、亜紀てんはそれでいいわけ?」
「それでいいって…いいつもり、だけど」
そう、小さな違和感。それは、ヲタとしてじゃなく、彼女としての嫉妬…だよね、やだ私恥ずかしー。そんな風に女子トークのネタにした、つもりだった。メイドカフェのお嬢様友達のまきろんは、いつもフリルがわしゃわしゃした可愛いワンピース姿で、私の他の友達にはいないタイプ。可愛い声で結構バッサリ毒舌なところも、他の友達とは違うから、私もなんでも気楽に話せちゃう。
「彼氏と彼女の話って言われるとよくわかんないけど