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8-WAY パズルキューブスタンド その2

では、どのような形を思い描いているのかという話に移ります。

キューブの向きについて

まずキューブを台座に置いたときのキューブの向きについてですが、これはもうあれしかないです。つまり頂点、中心、頂点を結ぶ直線が垂直に立った向きでキューブをホールドできるようにしたい。これはよく見る既成の台座でも採用されていて、平置き(面が水平になる置き方)に対して断然見栄えがよくなる効果があると思っています。

図220909ー2-1

となると必然的に台座がホールドするのはキューブの3つの面が集まったところ、つまり頂点付近ということになります。既成の台座では正三角形の穴をあけることでエレガントに解決していますが、当方としては次のような愚直な考えでいきます。

図220909ー2-2

まず台座の形がまだ定まっていないので、これを今は「なにがしかの塊」と表現します。次に、このなにがしかの塊(図220909-2-3でオレンジ色の部分)と、キューブの頂点付近が交差するように配置してから、ブーリアンで塊からキューブとの交差部分を取り除きます。

図220909-2-3

すると必然的に塊にはキューブの頂点付近がぴったりおさまる窪みができあがるわけですが、その窪みがついた塊を台座として向きを調整し、それからその窪みにキューブがはまるようにして置くことでキューブをホールドさせるというものです。

図220909-2-4


ジョイントも可能

さらに考えを発展させて、塊に同様の窪みを複数つくることで、複数のキューブ同士をジョイント(つなげる)ことができれば面白いなと思いました。その場合重力を利用して、例えば地面から台座→キューブ→台座→キューブ、、、というように垂直に積み上げていくイメージです。(自分の過去作を振り返ると、なぜか積み上げるものばかりになってしまっている・・・。)

図220909-2-5

ここから脳内のミステリアスなプロセスを経て、最終的に正八面体の各面を窪ませたような形にいきつきました。正八面体とは八つの正三角形の面から構成されるあの有名な立体です。

図220909-2ー6 正八面体

(次回へ続く)

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