見出し画像

8-WAY パズルキューブスタンド その4(シリーズエンド)

設計が終わったので実際に3Dプリンターで試作してみたところ、すべてうまくいきました。地味に苦労したモデルの向き調整のおかげか、サポートなしでもプリントすることができます。そしてテスト用に購入したルービックキューブ(メガハウス)を乗せてみると、ちゃんと自立しています。余興としての複数のキューブを使ったジョイント積み上げも成功しました。

今回製作したモデルの3Dデータはクリエイターズマーケット(DMM.make)で無料公開(2022/09/09現在)しています。パズルキューブ(とあと3Dプリンター)をお持ちの方はぜひご活用ください。

製作を終えて

今回のシリーズは以上となります。今作では、前作のスピードハノイからの派生で、スピードパズルというジャンルに注目し、その流れからスピードキューブに用いるパズルキューブの台座を設計してみました。

設計自体は簡単でしたが、上述のように最後の向き調整では少し手こずりました。下手な説明をして読者をミスリードするのもどうかと思ったので、今回はそのあたりについては割愛しましたが、結局やったことといえば、手動で近似値を入力してモデルを回転させただけです。(自動でやってくれるようなおあつらえ向きのツールは、ソフトに慣れていないせいか発見できませんでした。)

ちなみに今回テストおよびPVの撮影に合わせて、ひさしぶりにルービックキューブを購入してみたところ、昔購入したものと比べて、かなり回しやすくなっていました。また、昔のキューブのカラー表示はシールだったんですが、それも今ではプレートに置き換わっています。スピード面でも、耐久面でも、やはり競技シーンの興隆に合わせて進化してきたということでしょうか。こんなにいい品ならばと、せっかくなので自分でも解き方とかおぼえてやってみたくなりました。

2022年9月09日 
まだまだ暑い部屋(パソコンのせい?)で著者記す。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?