見出し画像

CROWN POP STYLEを前に

CROWN POPが明日(2021年5月2日)、Zepp Tokyoにて単独生配信ライブを行います。一ファンですが、なんとなくそれに向けてブログを書きたくなりました。

僕がCROWN POP(以下クラポ)というグループを初めて知ったのは2018年の夏S(スターダストプロモーションのアイドル総出演のイベント)でしたが、ハマったのは2020年に入る頃でした。「真っ白片思い」という名曲ができたことや、そのリリースイベントでポッパー(クラポファンの名称)がTwitterに載せた綺麗な写真、そしてコロナ禍に突入した頃に個人配信をしていたときに人柄を知ることなど、きっかけは色々ありました。

推しはさほるんこと田中咲帆ちゃん。思えば2019年の夏頃からクラポをもっと気にかけるようになったのはどこか(TIFかな?)で「手のひらに青空」という曲のパフォーマンスを見たのが大きかった気がします。この曲の何が珍しいかというと、クラポは元々、歌がうまいメンバー2人(里菜三田美吹)が歌って、他のメンバーがダンスに専念するようなパフォーマンスコンセプトで、それまでのほとんどの曲はそういうスタイルだったのに対して、「手のひらに青空」では重要なパートでも全メンバーに与える曲でした。

つまりこの曲で僕は初めてさほるんの「歌声」を聴くことになるのでした。聴いたことのある方なら分かるでしょうけど、なかなか独特な声で、好きな声とか声質は人それぞれだと思うけれど、個人的にはとても好きな歌声です。元から可愛いと思っていたさほるんの新たな魅力に気づくことでグループ共々さらに気になっていた感じですね。

先日このブログで「推し」という概念のことでDDがああとか、推しがこうとか書きましたけど、それから見てもまた変なこと言いますが、さほるんに関して僕は経験した中で一番「単推し」に近い見方をしています。基本的に僕は箱推し体質というか、好きなメンバーがいても、グループ全体を見るのも好きで、ライブ配信などで推しメンが映っていないときでも惜しまず映っているメンバーのパフォーマンスを楽しむ感じがあります。でもクラポを見ているとさほるんが見たいんですよ。なんなら現地でライブに行って、最初から最後までさほるんしか見ないことが、密かな夢だとまで言えます。他のメンバーの魅力に気付いていないわけでもグループ全体が好きじゃないわけでもないです。ただただ、それだけさほるんのことが見たいんですよ。

あ、冒頭で話していなかったが、僕はオーストラリア在住のオーストラリア人です。2019年の(日本の)春に一度だけ日本に行ったことはありますが、クラポは自分の目で見たことがないです。

まあ、それはともかく。

さほるんに関しては顔も声もダンスも人柄も、なんというかいろんな方向から好きですが、さほるんのことが分かっているかと聞かれたらそんなことはないです。というか、いつまで経っても分かるようになる気がしないんです。こればかりはうまく表現できないけれど、僕にはその予測不能っぷりも非常に魅力的に感じます。

前置きが長いというか語りすぎというか、とにかくそんなクラポがコロナ禍の関係もあって久々となるワンマンライブを、メンバーも念願のZeppで行うのが元々2月のはずでした。当時の緊急事態宣言で5月2日に延期になってはまたしてもタイミング悪く、というか運悪くとしか言いようがなく、再びの緊急事態宣言の対象になってしまうことに。今回は延期ではなく中止へ。そしてスタッフの必死の頑張りもあってか、なんとか代わりにそのステージから無観客生配信ライブをすることになりました。

そもそもこの時期の有観客ライブに行けない僕には関係のない話なんて言われたらそうかもしれないけれど、僕はとにかくすごく悔しかったです。メンバーの気持ちを考えたり、知り合いのポッパーの気持ちを考えたりして。そして無観客生配信ということは、もちろんすぐに気付くけど、これを見れなかったはずの僕がこのステージを見れるようになるのだけど、逆にそれが一番悔しかったーークラポの、そしてポッパーの不幸を種に僕が得してしまっている気がしてなんともやるせない気持ちになりました。

しかし、発表した直後に「柚姫の部屋」に生出演するりなてぃー(メンバー里菜の愛称)からはそう悔しい感じもせず、翌日更新されたさほるんのインスタも、謝罪の言葉こそあったものの、前向きな、熱い言葉で書かれたものでした。そして29日のYouTube生配信では、メンバーがみんな明るくて前向きに振る舞っていました。

アイドルは笑顔で居続けるのは仕事みたいなことはあると思いますが、それでも、今年に入ってからか、もしかしてはメンバーにとってそれ以前から目標にしていて準備していたステージなのにここまで前向きになれるのは驚いたし、すごいと思いました。あいたん(メンバー藤田愛理の愛称)も、ブログで話してくれているように、他のメンバーの前向きさに驚いてから一緒に切り替えられたようですね。

29日の配信の最後ではメンバーごとに意気込みをいうコーナーがあって、さほるんはそこでこんなことを言いました。

「今回は配信ということになりましたけれども、配信してる所から日本中、または世界とかまでね、いろんなところまで、もう直接じゃないけれども、たくさん届けたいと思いますのでね、楽しみにしててください!そう、リハとかたくさんしてきてるので、楽しいライブを作りたいと思ってます!楽しみにしててね!(中略)あとはね、元々来れなかったって人も、見れるようになったりするかもなので、そういう人たちのためにも、楽しんでもらいたいので待っててください!5月2日まであとちょっとなので、よろしくお願いします、当日は」

もう、何も言えないじゃないですか。世界にもと言われちゃ。来れなかった人に楽しんでもらいたいと言われちゃ。何も言うことは残ってないじゃないですか。

ということで、何も「見守る」とか変な意識で見るんではなく、明日は全力で楽しみたいと思います。ポッパーのあなたにも、ポッパーじゃないあなたにもきっと楽しいのでクラポが精一杯作ってきたステージを一緒に見ませんか?



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?