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INTPが現代で生きるために

INTPである私が「生きづらい」と思ったこと
そして、ソレとの付き合い方をつらつらと書きなぐろうと思う。
結論として、INTPは引きこもってはならない。
積極的に活動し、たくさんの人間を知るべきである。
それを以下に記載する。

空気とは何か


INTPには空気が分からぬ。INTPは外向的感情が劣等機能である。
30年余り生きても尚、「空気」というものをしっかりと説明することが私にはできない。
ソレは非常に厄介なモノであり、みなが「在る」と言うので「在る」ということにして、今この場で何を言い、どんなことをしなければいけないのかを必死に頭の中のデータベースから拾わねばならぬ。
「そんなこと、考えなくてもわかるだろう」
「空気を読むのに頭は使わない」
等と言われても気にすることはない。
結果的に、赤点の反応をしなければよいのだ。
何を使ったとしても、結果さえ出せば良い。
INTPはこの「空気」を頭で解決するのが一番である。
そのためには、頭の中にある「空気読みパターン」をたくさん持っていなければいけない。
なので、社交の場から距離を取り続けることはお勧めしない。
最初は他の人のマネをすればいい。それなりに見えるからである。

共感とは何か


INTPは激怒した。困っていると言うから最善の方法を説明したにも関わらず、失望した眼差しを向けられたのである。
「アドバイスなんていらない。ただ、共感してほしいだけ」
この言葉に底知れぬ恐怖を感じる。それがINTPだ。
日頃暇を持て余す我々は、しょうもない知識を頭に突っ込むことで人生を楽しいかもしれないと錯覚出来るので、アドバイスの元となる情報はそれなりに蓄えている。
しかし、共感。これは厄介である。共感を求められることに、一度も恐怖したことがないINTPはいるだろうか・・・?
私は未だに恐ろしい。相手の気分一つで正解が覆る、理不尽なクイズを振られている気分になる。
これもまた、頭の中に「共感パターン」のデータベースを持つことがベストである。
こういう系の人間が、こういうことを言って共感を求めてきた時に正解っぽいリアクションがあったものを取り出し、再演するのである。
なので、やはり社交の場からは逃げてはならない。
逃げ続ければ逃げ続けるほど、INTPは窮地に立たされる。

感情は頭で理解しよう


感じるな、考えろ。その一点に尽きる。
F型が悪気なく放つ「普通、そういうことは言わない(やらない)。そんなことは、考えるまでもなくわかること」
この言葉にINTPは頭を抱えるしかない。考えるまでもなくわかることとは何か。いくら考えても、わからぬのである。
人の感情、自分の感情、そういったものを「感じることが出来るもの」と思わないことが第一歩であると私は思う。
沢山の人間を見て、自分の感情の動きを覚え、他人の感情の動きを覚え、何を言ったりやったりしたら怒らせるのか。
それを全て頭に叩き込み、適切な言動を行うためのデータベースを生成するのが正解だ。
極端な話、感情を感じることは出来ないわけではない。
ただ、感じたところでソレをどうしたらいいのかは頭を使わなければ全く分からない。どうするべきかもわからない感情を前に、苛立ちを隠せなくなるだけだ。
INTPは頭で戦うしかない。あらゆることを思考で解決するのだ。
そのために、INTPは決して引きこもってはいけない。
多種多様な人間を観察し、それらの生態・感情・言動・反応パターンを覚えるのだ。
そうすることで、生きづらさが多少は和らぐ。

化け物級の知的好奇心をうまく操縦しよう


私はスポーツが出来ない。生まれつき出来ない。故に、スポーツ観戦にもはっきり言って興味がない。
だが、スポーツ観戦することには1mmも心が動かないが
なぜ人間はスポーツ観戦をしたいと考えるのか。という視点でスポーツ観戦を楽しむ人間を分析しに行くのはどうだろう。
と考えると、とたんに「面白そうだな」と考える。
登山をしに行くことにも全く心惹かれないが、なぜ人間は山に登りたがるのか。という視点で登山を好む人間を分析しにいくと考えると俄然やる気がわいてくる。
川遊びなども自分がやりたいとは1ミクロンも思わないが、人間という生き物がなぜそんなに川遊びをしたがるのか(毎年夏には必ず川遊び中の人間が溺死する)はぜひ知りたいと思う。
私は個人に対する興味関心はごく一部の人以外、皆無だが
人間という生き物の生態、思考回路、行動パターン・・・そうしたものを知ることは大変好きである。
それらを知ることによって、生きやすくなっていくからである。
私は底の見えない自分の知的好奇心に救われたと感じている。
INTPならば少なからず、知的好奇心を持ち合わせていると思うので
コレをうまい具合に操縦し、様々な体験を通じて色んな人間を知り、データベースを充実させていってほしい。


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