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【雑学】日本のお正月🎍
皆様こんにちは、静香です。
もう2021年も本日で終わりますね。
私は年末年始は普段と特に変わらず仕事したり、家族との時間を過ごす予定です。
ただ、お正月は日本の伝統として、そもそもいつから祝うようになったのかなど、お正月について調べてみました。
①お正月の起源
正月という呼び名は、中国歴の1月の総称で本来は1月の1ヶ月間を指しますが、現在ではお正月と呼ぶ期間が1月1日から3日です。
日本人は、1年の節目としてお正月をとても大切にしてきた歴史があり、年神様に1年の幸運を授けてもらうために多くの習慣が生まれ、定着したとされています。
もともと農耕民族だった日本人は、今年も豊作でありますようにと願う気持ちで新年を迎えていました。
新年を迎えるのは神事のため、昔の日本人は、禊(みそぎ)で神にお祈りを捧げたのが正月の起源といわれています。
お正月といえば、おせち料理ですよね。
色とりどりの料理をお正月に食べるのには意味があるようです。
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②おせち料理
おせち料理は古くから日本に伝わるお正月の料理で、昔は3月3日や5月5日のような節句の料理をおせちと呼ばれていたそうです。
今では祝うためのお正月の食べ物をおせちといい、並べられる料理の一つ一つに意味があります。
ここでは、代表的5つのおせち料理の意味をご紹介します。
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黒豆
まめまめしいという意味があり、家族全員が今年1年まめで元気に過ごせるように、働けるようにという願いが黒豆には込められています。
海老
海老は、焼いたり茹でたりすると背が丸くなります。
そこから腰が曲がるまで長生きするようにという願いが込められ、おせち料理のひとつとして入れられるようになりました。
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蒲鉾(かまぼこ)
蒲鉾の色にはそれぞれ意味があり、紅色は魔除け、白色は清浄な色と考えられてきた歴史があります。
また紅白蒲鉾を切ると半円形の形になり初日の出を連想させることから、1年の始まりであるお正月には欠かせない料理となっています。
栗きんとん
金団(きんとん)は金の集まったもの、財宝という意味があり、1年の豊かさや金運上昇を願い、おせちの定番料理となっています。
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数の子
数の子はニシンの卵で、量が多いことから「数多い子」つまり子孫繁栄や子沢山などを願う縁起物として、おせちの料理に入っています。
お節料理を全部作るのは難しいのでせめてこの5つは食べれるといいですね♪
③お正月の飾り
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家の門に飾る「門松」や「しめ縄飾り」「鏡餅」がすぐに思い浮かびますが、これらにもそれぞれ飾る意味がちゃんとあるようです。
門松
松は神様にとても縁が深い木とされており、年神さまをお迎えする目印として家の門に左右一対(雌松と雄松)を飾るのが慣わしです。
もともとは、シンプルに松だけを飾る「松飾り」でしたが、室町時代に入り生命力や長寿の象徴ともされる竹が取り入れられるようになり、現在のような「門松」になったといわれています。
この竹については、当初は水平に切り出した筒形しかありませんでしたが、徳川家康が、武田信玄に敗北した「三方ケ原の戦い」のあと、この悔しさを忘れないよう斜めにそぎ落として先をとがらせた形にしたといわれており、現在でもこの斜め切りの竹飾りを多く見かけるようになっています。
他には、斜めに切った切り口が笑顔にも見えることから「笑門来福(笑う門には福来る)」ということで縁起が良いと好まれているということもあるようです。
しめ縄
門松と同じく神様がおいでになる神聖な場所を示すものとして玄関付近に飾ります。
一般的な「しめ縄飾り(正月飾り)」は、「しめ縄」「紙垂(かみしで)」「裏白(うらじろ)」「橙(だいだい)」「譲り葉(ゆずりは)」などを一緒にしたものです。これらにはそれぞれ意味があります。
・しめ縄:俗世と神の世界を隔てる結界を張り、不浄なものが入らないようにする役目があります。
・紙垂(かみしで):神様が降りてこられたことを表します。
・裏白(うらじろ):シダ植物の葉で表側が緑色、裏側が白いものです。「裏(=うしろ)が白い」というところから、後ろめたいことや暗がりのない、清廉潔白なことを表します。
・橙(だいだい):果実が一本の木にいくつも生る姿から、ひとつの家系が代々(=橙)まで栄えることを願う意味があります。
・譲り葉(ゆずりは):植物の葉は、古い葉が落ちて新しい葉が生えてくることから、「譲り葉=(家督を)譲る」つまりは、家系を絶やさず子孫繁栄を願う意味があります。
このように、神聖なものやおめでたいものを集めて飾ることにより、神様が降りてきてくださるのにふさわしい、清らかな場所を家の中につくるのです。
日本の伝統にはたくさん意味がありますね。
お正月は、家族が団欒できる大切な行事であるとともに、私たちが古来より大切に受け継いできた日本人としての原点を感じられる行事でもあります。
伝統や文化をしっかり理解し、それを楽しみながら次のお正月を迎えたいですね。
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