余計なことはしすぎるほどいい

初めて1人でプラネタリウムに行った。
科学館の屋上から見える街の景色と合わせて夜空に見える星の解説がされた。
「これでも十分綺麗なのですが、街の明かりで見えない星たちはたくさんいます。ここで少し、街の明かりを落としてみましょう。」
解説者の方のこの言葉に続いて会場がさらに暗くなり、街の景色が消え、頭上いっぱいに星空が広がった。
「私たちが普段見ている空にはこんなにたくさんの星たちが隠れているのです。」
とても素敵な演出だと思った。

この前は1人で太宰府に行った。
駅で買ったコーヒーを持って、電車を乗り継いで行った。土曜日だったからか人が多く、色んな人の隣を通りながらゆっくり歩いてまわった。おみくじを引いたら吉だった。茶屋に入って食べたおしるこが美味しかった。帰りに寄った雑貨屋で可愛いピアスを買った。少し寒かった。
「電車に乗って遠くに行きたいんだよね」
太宰府に行く前日、居酒屋で友だちにそう言うと「それ死ぬ前の旅だよ」と言われた。
死ぬ前にしてはなかなか良い旅だった。




今はスピッツの「バスの揺れ方で人生の意味が解った日曜日」とはどういう意味なのだろう?と、暗い夜道を歩きながらぼーっと考えている。
私には「ぼーっとする時間」が必要だ。
















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