子どもは真っ白なキャンバス。そこに色を置いて良いのは本人だけだと言うことを忘れては、いけない。
最近、子供が保育園に行きたく無いよー、と言う。
理由をたくさん聞いたけど、パパとママと離れるのが寂しいから、の一点張り。
子どもは今、5歳。もうすぐ年長さんだ。
今までこんな事は無かったのになぁ、と心配になる。
寂しい、明日保育園嫌だなぁ、と夕飯時に毎日のように言う。
私は比較的時間に融通が効く在宅業なので、1週間休ませてみたが、寂しいと言う気持ちは埋まらないらしい。
保育園に普通に通って欲しいし、寂しい気持ちを持たないで欲しい。
どうにか出来れば、とあれこれしたけど、まだ難所の途中に居る。
私は物事にとても前向きな人間で、それを結構誇りに思っている。
前向きなのは素晴らしい。
嫌なことやつまらない事も、自分で楽しく変化させていく事ができる。
それに、私は痛みや苦しみにとても耐性が高く、人間関係においても苦痛を感じず我慢や妥協が出来るのでかなり円滑だ。
たぶん、我慢や妥協ができない人ほど、毎日が大変になるのだろうと思う。
子どもはきっと、まだ我慢や妥協ができるような段階にない。
私は私の生き方がとても楽だし、良いと思っているので、本当は子供にもそれを教えて行きたいなぁとか、私のようなメンタルを身につけて欲しいと思う事もある。
子どもが悩んだり苦しんでいるのは見たくないから。
でも、でも、それを教え込んだり「こうしなよ」「こうした方がいいよ」みたいに道を予め決める行為をやってはダメなのだ。
子どもは、私では無い。私とは違う人間なのだ。
寂しい気持ちと向き合い、悲しい気持ちと向き合い、悩んだり苦しんだりして自分で考えて答えを出さなければいけないのだ。
その一つ一つがその人の人格を作っていくのだから。
私が、この人の人格を無理やり上書きするやり方は、この人が自分の頭で考えて導き出そうとした答えを潰してしまう行為に他ならない。
だから、私が親としてできる事は、「そうかー、寂しいのかー、寂しいって教えてくれてありがとう。いつもそばにいるからね、大好きだよ」って言って、気持ちに寄り添う事だけだ。
アドバイスを求められたら、選択肢の一つとして提案すれば良い。
親は、でしゃばらない。
ただ選択肢を作るだけ。
つい口を出したくなるけど…だからいつも言い聞かせよう。がんばろう。
とはいえ、保育園お休みの日を作るタイミングだけは探り探りになりそうだけどね。
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