プロジェクトリーダーの教科書 中鉢慎
この本の結論→プロジェクトを実施するときの様々な注意事項を実経験より教えてくれる本。
・目標設定が間違っていないか、自分とチームメンバーとの目標に対する理解の誤差がないか。
・顧客の賛成派ばかりにアプローチしていないか、全方位外交は大事であり
特に顧客の反対派を気にしないといつか大きく足をすくわれるフェイズがきてしまう。
・利害関係者マップでしっかりと、キーマン把握
・やらない事をしっかりときめて且つメンバーにも理解させる
・フレームワークは目標を達成するための手法である、フレームワークを完璧にこなすのが目標ではない。
・権限委譲型のリーダーシップがとれる組織を作ろう
・リーダーは判断をし決断をすることで価値がでる。
上記の項目などが心に残っている部分
実際の現場での問題がところどころ記載されており、しっかりとその問題の
本質をとらえたうえでアプローチすることが大事であることが良くわかる。
また、プロジェクトメンバーが自身と同じくらい、課題に対する理解をして
目標達成に向かうことの難しさが理解できた。
本書は終始、人にフォーカスしており、コンサルというもののサービス業の感覚をあたらめて感じた。
どんな状況でもリーダーはメンバーの管理(目標がしっかりと共有できているか、背景まで共有できているか、リードタイムも共有できているか、時間的余裕も共有できているか、など)をできるかどうかで、価値が決まるし、かつプロジェクトがうまくいくか決まる。
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