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雑記:妻と娘がいないのでボドゲした

 先日のことだが、妻と娘が一泊二日で妻方の実家に帰った。家に私一人だ。

 結論から言うと……メチャクチャ楽しかった。独身時代を思い出した。単に友人と集まって遊んだというだけではなく、時間を気にせず終電間際まで家でだらけ続けて鍋食ったりアニメ見たりした。家族は大好きだが、こういう時間も素晴らしい……。

 というわけで、今回遊んだボドゲの斟酌なしレビューをして行こうと思う。

 まずはBakaFire Party(Bakaさん)の作品。FGOでおなじみのディライトワークスの出資のようだ。

プレイヤーは学院の首席卒業を目指して超光学の研究に打ち込みます。
個性的なキャラクターの能力を開花させながら、透明なカードを組み合わせてレンズを生成、起動させて光から新エネルギーを発見します。
研究成果をあげて得られる勝利点を最も多く稼いだプレイヤーが勝者となります。

 世界観やキャラクターの状況はものすごくとっつきづらい。コンセプトがまず理解できないため、インストも序盤は「????」で脳内が埋まってしまう。

 しかし、やることさえ理解できれば(ストーリー的に自分が何をやっているのかは最後までよく分からないが)ゲーム自体はサクサク進むし、ちゃんと面白い。パッと見では訳が分からなかった透明カードも、実際にやってしまえば意外と直感的で分かりやすい。流石はBakaさんだ。

 ゲーム自体は私が勝利したが、これは自分のキャラクターカードのスキルがきれいに回ったからで、まぁ、たまたまである。キャラクターにはそれぞれ個性があって、スキルツリーも個性を発揮できるようによく練られている。各自がキャラ個性とスキルを把握して、勝利に必要な戦略を最初に組立てられるようになってからが本番であろう。

 Bakaさんらしい堅実な作りで安定感のある作品だった。導入部分でその場にいる全員が「( ゚д゚)ポカーン」となるだろうが、そこさえ乗り越えれば後は普通に良ゲーだ。

 お次はクランク! ミイラ拡張を入れてプレイした。

 クランクは私の所持ボードゲームでもう何度も遊んでいる。デッキ構築しながらダンジョンに潜ってお宝を獲得して地上に戻るゲームだ。

 ミイラ拡張も深海拡張もカードが増えるのは良いが、それぞれのギミックはあまり大きな影響はもたらさない。ミイラ拡張で言えば、ミイラが移動して呪いを振りまいて来るのだが、そのマイナス影響は小さく、また、ミイラを殴ることで普段より多くのカネを稼げるが、そのプラスの影響も大きくはない。親子丼の上に刻み海苔をかけたくらいの感覚だ。

 しかし、ダンジョンの中にドラゴンとミイラが共存している状況というのは一体何なのだろうか。ミイラはドラゴンのブレスで消し炭になったりしないのだろうか。

 さて、今回のプレイでは私は移動力に特化させて進めていった。ダンジョン最奥にある最高得点のお宝を発掘したまでは良いのだが、移動力はあるものの攻撃力がないのでモンスターに殴られまくり、体力を削られまくった。それでも移動力自体はすごいのだから、あと2~3ターンもあれば地上に帰れる……と考えていたが、そう思った次の瞬間にはドラゴンのブレスにより消し炭となっていた。実にクランクらしいプレイングと言えよう。(死んだ後はやることがないので他のプレイヤーに「死ね」「死んでノーゲームになれ」と呪い続けた)

 最後はコアコネクション(第二版)だ。

 本作を作ったKeepdryさんは、先日、VR版ガンナガンのクラウドファンディングで大成功されていた。おめでたいことである。

 さて、コアコネクションだが、これはデッキ構築ゲーで、手札から捨てた枚数だけがリソースとなって、そのリソースで場にあるカードを購入できる。特徴的なのはカードを購入してもそのリソース自体は消えないことで、手番中はそのリソースが温存される。

 とはいえ、購入権利は一回だけなのでリソースが温存されても基本は意味がないのだが、カードによっては購入権利回数が増えたり、アタッチメント(購入したカードの装備)をすることで手札が増える(=リソースが増える)こともある。

 そのため良くも悪くも考えることが非常に多い。リソースが減らないということは、考えることも減らないということだ。各カードの効果も良く言えば劇的で、悪く言えば複雑。マーケットの8枚のカード効果を何とか理解して、手札とにらめっこし、できることを検討していくのだが、最善手を考え始めると頭がこんがらがってくる。かなり複雑な操作をすることになるので脳みその疲労が著しい。

 今回のプレイ時間は実に二時間半。先に2ゲーム遊んでいたこともあってか、二時間が経過した辺りでかなり限界が来ていた。結果、怒涛の4手連続プレイで逆転勝利したが、最後は脳みそが沸騰しそうになっていてヘロヘロだった。

 凄まじく疲れたが、しかし、それはそういう個性であって別に悪いゲームではない。ゲーム自体は卒なくまとまっており戦略性と運要素のバランスも取れている。やっていてかなり疲れるし難しいが、こういうのが好きな人も一定数いると思うので、そういう層に売れれば良いだけの話だ。まあ、私は次回やる時はもっとシンプルな能力のパイロットを選ぶことにするよ……。

 *

 他にはパルワールドを少し遊ばせてもらった(友人がノートPCを持参していたので)。素手で岩や木を殴って素材を集めるのはシュールだったし、ポケモンっぽい生き物を殴り続けて弱らせて捕らえるのも面白くはあったが、しかし、これはやらないかな……。

 歳を取ってからというもの、「歩き回って素材を集める」的なプレイがてんでダメになってしまったのだ。オブリビオンの時は楽しく素材を集めて毒を調合していたのに、スカイリムでは足元を見ながら歩くこと自体がストレスになっていた(FF15でカエルを探して歩き回ったせいかもしれない)。

 しかし、興味があったパルワールドを触らせてもらえたのは有り難かったし、みんなでプレイするのも楽しかった。

「なんか低温とかでてるんだけど?」
「HPが少しずつ減ってる。寒いんじゃないか」
「どうすれば温かくなるんだ?」
「スタート地点でNPCが焚き火をしてたような……」
「おっ、確かに近づくと低温が解消された」
「なら、焚き火をクラフトすれば……!」
「それだ!」

 みたいな感じでワイワイと遊んでいた。小学校の頃に友達の家でドラクエを見ながらワイワイ言ってたのを思い出して楽しかった。

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