コーヒー現像に必要なもの【補足】
今回はコーヒー現像を始めるにあたって必要なものの補足をしていきます。
【35mmモノクロネガフィルム】
Facebookグループ「コーヒー現像マニアックス」では仲間たちが様々なカメラ・様々なフィルム・様々な現像方法で思い思いに楽しんでいますが、多くの人に高評価なのが「AGFA APX 100」。一般的な現像ではシャープネスとコントラストが高い印象のフィルムですが、これが眠たくなりがちなコーヒー現像をしっかり補完してくれます。
【イエローフィルター】
モノクロ撮影時にコントラストを少し高めてくれるのがイエローフィルター。コーヒー現像はコントラストが低く眠たくなりがちなので、フィルター装着はオススメです。イエローで物足りない方はレッドをどうぞ。お使いになるレンズのフィルター系に合った大きさをお選びください。
【ダークバッグ】
フィルムを現像タンクにセットする時に使います。
本番はダークバッグの中は見ることができないので、慣れるまではセットミスが起こりやすいです。
今のご時世フィルムは高価なので犠牲が大きいのですが、1本フィルムを無駄にして明るいところで目で見ながらしっから練習をしましょう。
【現像タンク】
現像タンクにはいくつかの種類があります。僕が使っているのはキングのベルト式1本用です。慣れている先輩方はリール式を使う方が多いのですが、ベルト式は初心者でも失敗が少ない気がします。
【ビタミンC】
100均で錠剤タイプのビタミンCが売っていますが、あれはオススメしません。ビタミンC以外の成分が入っていますし、水にサッと溶けるくらいの粉末にするのは至難の技です。純粉末をどうぞ。
【インスタントコーヒー】
都市伝説によると、高いのより安い方が現像に必要な成分が多いのだとか。でもある時は安いのを見つけて大喜びしたら全然溶けなくて、お風呂場で半べそかいたことがありました。価格も大事ですが「水に溶けやすい」ことも大事。それ以来原田知世派です。
飲用と兼用の場合は、計量スプーンをセスキ炭酸ソーダと兼用しないように注意してください。
【スチールウール】
都市伝説によると、コーヒー現像は環境に優しいのだとか。その要になるのがスチールウールで、定着液中の銀を吸着してくれるのだそうです。理系の方や現像の大先輩にこの話しをすると納得してもらえるので、都市伝説とは言え信憑性は高いようです。スチールウール、ありがたや。
【ドライウェル】
ドライウェルは最初使ってなかったんです。知らなくて。「コーヒー現像マニアックス」の仲間に教えてもらって使い出したら「もっと早く知ってれば!」と後悔。乾燥が早い・ネガがカールしにくい・ゴミが付着しにくい。良いことづくめで高コスパなので激しくオススメです。
【フィルムクリップ】
現像が終わったネガは巻きぐせがついています。フィルムクリップを上下の末端につけてぶら下げて乾燥させると巻きぐせが取れるんですね。代用品を使う場合は少し重いものにしてください。
それでは次回は撮影にレッツゴーです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?