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コーヒー現像 59・60本目

【59本目】
カメラ…Contax Aria
レンズ…Carl Zeiss Planar 50mm f=1.4(フィルターなし)
フィルム…Arista EDU ULTRA 100(100のまま撮影)

【60本目】
カメラ…Leica 3f
レンズ…Voigtlander Color-Heliar 75mm f=2.5(イエローフィルター使用)
フィルム…Agfa APX 100(200で撮影)

【現像液】
トップバリュー インスタントコーヒー スプレードライブスルー 小さじ6ちょっと
炭酸ソーダ 小さじ4
ビタミンC 小さじ1
水温21度 400ml

【定着液】
チオ硝酸ナトリウム 小さじ4
水温21度 400ml

【停止液】
流水 21度
最後にドライウェル

【流れ】
現像12分(15秒に1回時計回りに攪拌)
水洗3回
定着10分(現像に同じ)
水洗2分
水洗の最後にドライウェルキャップ4分の1を加える

*結果*
長い長い冬眠を経て「さ、現像でもするか」と半年寝かせたフィルムを現像です。
結果は…あれれ?
59本目は良い感じなのに60本目はイマイチ。
イマイチというのは、60本目に
・露出が安定していない
・ムラが多い
・フィルムの走行方向にスジが入ってる
・コントラストが弱い
コマが多数見られる。

原因を考えてみるといくつか考えられることはあって
・59本目はAE、60本目はマニュアル露出
・60本目は途中で裏蓋交換したのでちょっと光被ったかも
・60本目のライカ、ちょっとシャッター不調かも
・2本同時に現像するので、片方は利き手、もう片方は逆手操作
・60本目の現像タンクは軸がすり減って回転が少し渋かったかもしれない

要するにカメラや現像タンクに不具合があったのではないかと推察される。

が、現像仲間たちは「そうではない」と。
・タンクの回転に問題があるのではないか
との指摘をもらった。特に現像タンクがベルト式の場合は思ってるほど液体の流動が少ないのだとか。

・利き手でしっかり回して1本ずつ現像した方が良い
・時計回りだけでなく時折反時計回りを加えた方が良い(できれば回転だけでなく天地を返して液体を攪拌させた方が良い)

そう考えると現像タンクはリール式が安定度が高く液量も少なく済むので効率的なのかもしれないが、フィルムを丁寧にリールに巻き付けるのが面倒くさいは熟練の技術が必要なので、若輩者は引き続きベルト式の恩恵に預かることにする。

そうそう、今回は現像後の停止処理でうっかり38℃のお湯を入れてしまった。しかも2回も。
現像タンクがほんのり温かいのは心の温かさゆえかと思ったらお風呂場のシャワーの温度を下げてなくて肝を冷やした。
が、「まあいいよ」と許してくれるのがコーヒー現像の懐の深さと思っておこう。

59本目 AEって神
60本目 オーバーホールに出す予定

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