映画「エゴイスト」を観て
与えることは奪うことでもあって。
無償の愛を注ぎたいといつだって願うけど、お互い無傷のまま愛し愛されることなんてできるのだろうか?
誤解を恐れず申し上げるなら、欲望に忠実な者だけが、世界に触れることができるのだと思います。
わがままになりきれない者は自身も他者も傷つけないけど、何かを得ることもないでしょう。
なりふり構わず手を伸ばすこと。それは、この残酷で美しい世界を丸ごと「引き受ける」ことなのかもしれません。
傷の痛みが互いの重みを教えてくれる。だからせめて共犯者でありたい。そうでなければ僕らは一つの世界(=uni-verse)を共有できない。
だから引き受けさせてほしい。たとえわがままだとしても。
「エゴイスト」
そんな映画でした。
https://egoist-movie.com/
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