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「穏やかで豊かな時間が過ごせる場所」になる その1

これまで漠と目指してきたことですが、
今後はこれを明確に
掲げていくことにしました。

なぜ今になってこれを掲げるのか?

それはこのために
お店のやり方や意識を明確に変え、
新たな制約を設け、
更にはお越しいただく皆様の
ご協力、ご理解が欠かせないからです。

「穏やか」とは何か?
お店にご来店された方は
ご存知かと思いますが、
店内には古い建物特有の重ねた時間を
思わせるゆったりとした時間が
流れています。
照明や流す音楽も
それに合わせたものを
できる限りご用意しています。
じっくりゆっくり自分の時間を
楽しんでいただきたいのです。
あくせくしないように、
あえて店内には時計を
置かないようにしています。
自分の時間を噛みしめて、
幸せを感じる人を増やしたい
と思います。

今後はそれらにさらに
磨きをかけていきつつ、
第一弾として以下の決め事を
設けることにしました。

「グループのお客様は4名様まで」

予てから課題として
感じていたことがありました。
それは人数が多いお客様は
賑やかになってしまいがち、
ということです。

自身を振り返ってもそうですが、
気心知れた人が
ある程度の人数で集まると、
楽しくなって声のトーンやボリュームが
上がってしまいますよね。
そして、
実は特に静かな場所だった時に
それがその場を支配してしまう、
お店の立場から見るようになるまで、
そんな単純なことにも
気づけませんでした。
お願いをして
声のトーンを落としていただいても
・逆に集団のヒソヒソ声が目立つ
・折角集まって楽しく話したいのに
 窮屈そうにさせてしまっている
・その窮屈さが周囲にも伝わる
と完全な悪循環に陥っていました。
これでは全く
「穏やかで豊かな時間を過ごせる場所」
になっていません。

効率だけを考えたら、
いつどれだけ来るかわからない
お客様を待つより、
大人数のお客様が一気に来てくれた方が
絶対に楽です。

振り返ってみて、
なぜお店をやっているかと言えば、
それを最優先に求めているわけでなく、
ここだからこその空間を作ること。
提供したい価値は
「穏やかで豊かな時間を過ごす場所」
であり、
それに価値を感じてくださる方に、
そんな空間を一緒に創ってくださる方
に来て欲しい。
「あそこに行くと、
 いい時間を過ごせる」
ことが確約されている場所でありたい、
ということで
グループあたりの人数上限を
決めることにしました。

そこからどのくらいが妥当であるか
考えてみました。
この際お一人様用の店にしてしまうか、
そうは言っても
2人一組で来る方が一番多いので
そこを上限とするか。

ただ、お店をやって行く中での気づきとして、
家族でいらした方の談笑する姿が素敵
と感じたこともあり、
その
「穏やかで豊かな時間が過ごせる場所」
は続けていけたらと思いました。
そこで、4名一組を上限としました。

この後、
これまで大丈夫だったから
5人以上で来た、
といったケースも出るでしょう。
駅から遠いところを
わざわざお越しいただき
お断りするのも申し訳ないので、
4人以内のグループに分けて
離れて座っていただく、
その場合に席間の行き来も
他のお客様を配慮して
極力避けていただく
といった対応になります。
この運用が難しい場合には
5人以上のご来店は一律受け入れ不可
とするかも知れません。
とにかく
やって見ないとわからないので、
やって見ながら考え、
違うと感じたら
速やかに変えて行くしかありません。

「その2」も方向見え次第お知らせします。


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