見出し画像

自分軸の作り方#109 西川悟平さんが奏でる「この素晴らしき世界」

今朝の「おはよう日本」 で、ピアニストの西川悟平さんについて放送されていました。

以下、NHKのHPより。

東京パラリンピックの閉会式でフィナーレを飾った名曲「この素晴らしき世界」を演奏したピアニストの西川悟平さん(46)は、感想をこう語りました。
「 “7本指で弾いている”というアナウンスが一度も無かった。ただただ自分が弾いた音だけが、世界中に響いている。それがすごくうれしかった」
たぐいまれなる才能で若くしてスポットライトを浴びたものの、指が思うように動かなくなる難病「局所性ジストニア」で絶望の淵に立たされ、それでもなんとか動く7本の指でピアノを奏でてきた西川さん。「夢の舞台」だった閉会式を終えたいまの思いを聞きました。
(首都圏局/ディレクター 吉岡展史)


 将来を嘱望されていた若きピアニスト。
突然、手の指が動かなくなる難病になり

「一生ピアノを弾くことはできない、少なくともプロとしての再起は不可能だ」と医師から告げられ
失望の日々を送ります。

転機となったのが西川さんに舞い込んだ子どもの音楽教室での演奏の依頼でした。
頼んだのは知人である幼稚園の先生。病気のことは知っていましたが、かつて西川さんの音に惚れ込み演奏会に何回も足を運んでいてくれたこともあり、少しでも支えになりたいと申し出たのです。
おそるおそる動く指だけで弾いたのは、「きらきら星」でした。


「今ある指で弾ける曲を弾こう。」

そして、またピアノの世界を取り戻していったのです。


TOKYO2020で弾きたい。
西川さんはそんな夢を持つようになります。

そしてことし6月、西川さんのもとに、パラリンピック閉会式での演奏の依頼が届きました。
曲は、ルイ・アームストロングの「この素晴らしき世界」。当時のベトナム戦争の絶望から生まれた、何気ない風景や人々の営みの中に喜びを見いだしていく曲です。


「この曲の美しいなと思うところは、何も押しつけないんですね。すれ違う人々は笑顔で『元気かい?』って声をかけ合いながら『愛してるよ』って言い合っている。なんて素敵な日々なんだ!と。多様性って美しいよねって、それだけでいいんだよね。
発症したころ、『ジストニアの人を紹介してあげる』と言われても会いたくなかった。自分の指のことすら認めたくなくて、障害を持つ人と一緒にいたくなかったんです。この曲はそういうことを全部超えていて、なんて自分は小さかったんだろうと」

朝のニュース番組で私がハッとテレビにくぎ付けにされたのは

「この曲の美しいなと思うところは、何も押しつけないんですね。」と
西川さんが語っている言葉でした。

すぐさま和訳サイト検索してしまいました。



 see trees of green
Red roses too
I see them bloom
For me and you
And I think to myself
What a wonderful world

緑の木々が見える
赤いバラも
咲いているんだ
僕と君のために
そしてひとり思う
なんて素晴らしい世界なんだ

I see skies of blue
And clouds of white
The bright blessed day
The dark sacred night
And I think to myself
What a wonderful world

青い空が見える
そして白い雲も
輝き祝福された日
暗く神聖な夜
そしてひとり思う
なんて素晴らしい世界なんだ

The colors of the rainbow
So pretty in the sky
Are also on the faces
Of people going byI see friends shaking hands
Saying, “How do you do?”
They’re really saying
“I love you”

虹の色は
空で綺麗に見えるけど
通り過ぎる人々の
表情にもその美しさがある友達同士が握手してる
「ごきげんよう」と言いながら
彼らは本当はこう言ってる
「愛してます」って

I hear babies cry
I watch them grow
They’ll learn much more
Than I’ll ever know
And I think to myself
What a wonderful world

赤ちゃんが泣いている
彼らは大きくなって
多くの事を学ぶだろう
僕が知り得る事以上に
そして僕はひとり思う
なんて素晴らしい世界なんだ

Yes, I think to myself
What a wonderful world

そう 僕はひとり思う
なんて素晴らしい世界なんだ


ううっ こういうのに弱いんです私。じわっと涙が。


朝から素敵な出会いをありがとう。

ステキなピアノをありがとう。

押し付けない世界をありがとう。


東京パラリンピックの閉会式の最後に演奏したピアニスト・西川悟平さん。 将来を嘱望されていた20代のとき、難病ジストニアになり、指が動かなくなります。困難なリハビリを乗り越え、「7本指のピアニスト」として再起、東京2020の会場で演奏すること...

Posted by HUMANドキュメント&クローズアップ現代プラス on Monday, September 6, 2021

ただ伝えたくて 貼り付けばかりの記事になってしまいました。
ただ感動しました。よかったら再生してみてくださいね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?