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グラレコへの道 《占星術 篇》 第08回 | Venus 金星 Vol.02 愛と美の女神

Cafe Mystic Sea ★グラレコ への道

■ 金星　愛と美の女神、そして哀れなアンキーセース ■

占星術、サビアンシンボル、ホロスコープなどの「思考ツール」によって、流れやタイミングをうまく掴むためのヒラメキを得たり、判断のキッカケを持てるようになる為の、ヒントを公開しています。

「ライブでの、グラレコ（グラフィック・レコーディング）」を
目指しながら『ビジュアルノート、スケッチノート』で「情報の みえる化」を行ないます。

　　　　　　　　As above, so below. As within, so without.
　　　　　　　　　　　As the universe, so the soul.

　　　　　　　　　上なるものの如く　下なるものはあり
　　　　　　　　　内なるものの如く　外なるものはあり
　　　　　　　　　　　　宇宙の如く、魂はある

A：占星術における「Venus 金星」

前回の、「Venus 金星 Vol.01」に続いて、
今回も、占星術やホロスコープの中で「Venus 金星」のシンボルが、
どのような意味を持っているのかを考えていこうと思います。

①ウェヌス（ヴィーナス）について

ウェヌスは、ローマ神話（Roman mythology）の愛と美の女神。日本語では英語読み「ヴィーナス」と呼ばれることが多く、女性の美しさを表現する際の比喩として用いられます。

もともとは「囲まれた菜園を司る存在」でしたが、後にギリシア神話（Greek mythology）におけるアプロディーテー（Aphrodite）と同一視され、「愛と美の女神」と考えられるようになりました。一般的に半裸或いは全裸の美女の姿で表されます。

Venus was understood to be the consort of Vulcan.

ヴィーナスは、ウゥルカーヌス（Vulcānus）の妻と考えられていますが、マールス、メルクリウス、アドーニス、アンキーセースたちとの「ロマンス」が伝えられています。

Vulcan is the god of fire including the fire of volcanoes, deserts, metalworking, and the forge in ancient Roman religion and myth.

ウゥルカーヌス（英語読み ヴァルカン：Vulcan）は、ローマ神話に登場する火の神。後にギリシア神話の鍛冶神ヘーパイストスと同一視される。鍛冶（金属を鍛錬して製品を製造すること。）
Mars was the god of war and also an agricultural guardian.

マールスは、ローマ神話における戦と農耕の神。日本語では「マルス」や「マーズ」(Mars)と呼ばれる。ギリシア神話のアレース（Ares）と同一視され、軍神としてグラディウス（Gradīvus：進軍する者）という異称でも呼ばれる。
Cupid is the god of desire, erotic love, attraction and affection. He is often portrayed as the son of the love goddess Venus and the god of war Mars.

クピードー（Cupido）は、ローマ神話の愛の神。日本では、英語読みのキューピッド（Cupid）で知られる。ギリシア神話の恋心と性愛を司る神エロースと同一視される。軍神アレースと愛の女神アプロディーテーの子であるとされる。
メルクリウス (Mercurius) は、ローマ神話の 【ローマ神話に登場する12人の最高神】の一人であり、商人や旅人の守護神。英語読みでマーキュリー (Mercury) 。

ギリシア神話の神々の伝令使（でんれいし：軍隊で、命令を伝達する任務の兵士）ヘルメース（Hermes）と同化し、雄弁家、盗賊、商人、職人の庇護者（ひごしゃ：支援したり守ったりする人）とされた。
アドーニス （Adonis）は、ギリシア神話に登場する、美と愛の女神アプロディーテーに愛された美少年。長母音を省略してアドニスとも表記され、美しい男性の代名詞としてしばしば用いられる。


②哀れ！アンキーセース（Anchises）について

アンキーセースは、ギリシア神話の人物ですが、彼とアフロディーテのエピソードを見てみます。

アプロディーテーはイーデー山で暮らす「アンキーセース」を見て、恋の虜になった。そこでアプロディーテーは、キュプロス（トルコの南方約75キロの東地中海に浮かぶ島。四国の半分程度の大きさで、１万年に及ぶ古い歴史を持つ、アフロディーテが誕生した地）に帰って身なりを整え、再びアンキーセースを訪ねた。
アンキーセースはアプロディーテーを見て、あまりの美しさに「女神ではないかと疑った」。
しかし、アプロディーテーは神の姿を「隠し」、プリュギア王オトレウスの娘であると「偽り」、ヘルメース神がアンキーセースの妻とするために自分をさらって連れて来たと言った。アンキーセースは「愛欲に逆らえず、アプロディーテーと、一夜をともにした」。
翌朝、アプロディーテーは神の姿に戻り、アンキーセースを起したが、目覚めたアンキーセースは、その姿を見て「すっかり、おびえてしまった」。
彼は女神と交わった男は精を失うと信じていたので、「精を失った身体で、生き続けることがないよう、懇願した」。アプロディーテーはアンキーセースをなだめ、彼の子を身ごもったこと、その子を5年間「ニュムペー」（ニンフ：Nymph：ギリシア神話などに登場する下級女神（精霊）。 山や川、森や谷に宿り、これらを守り、歌と踊りを好む若くて美しい女性の姿をしている）に育てさせた後に連れてくること、そして、「アプロディーテーに、子供を生ませた事を、みだりに話すと、怒ったゼウスが、雷を投げつける」だろうことを、伝えて去っていった。
しかし、アンキーセースは「酒に酔って、アプロディーテーに愛されたことを、話してしまった」ので、ゼウスの雷に撃たれ、「仕事のできない身体」になってしまった。また一説によると、蜂に目を刺されて失明したという。


「かわいそうな、あんきーせーす」。
彼は、何が悪かったのでしょうか？
何か、教訓はあるのでしょうか？


Wine has drowned more men than the sea.
ワインは、海よりも多くの人を、溺れさせた。
 
トーマス・フラー


B：ホロスコープを、リーディングする。

閃きを得るために、ホロスコープに現れるシンボル体系から、
可能性の扉を開くヒントを読み取ります。

ホロスコープのリーディングをおこなった過去のノートはコチラ ↓

終わりに

今回の「Venus 金星 Vol.02」は以上となります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。これからも「グラレコ への道 《占星術 篇》」では、『占星術、サビアンシンボル、ホロスコープ』関連の記事をTwitter、Instagram、YouTubeと並行して公開していこうと思います。

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