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「レギュラーメニューが仕入れ先で生産中止になった場合どうする?」

今回はまさに今私のお店(珈琲文明)でライブで起こっていること、そしていつの日にか必ず皆さんの店舗にも訪れるであろう「レギュラーメニューが仕入れ先のほうで生産中止になった」問題について述べたいと思います。
自店舗において全てを「自家製」で揃える場合はあまり関係ないことかもしれませんが、私の考えとしては「人(他他社)の手を借りられるものは賢く借りて自家製のものは絞りそこに注力する」というのがワンオペの極意のひとつというのがありますのである程度の仕入れはしたほうがいいと思います。
それではまず私のお店でまさに今起こっていることをお話します。
当店のカレーパンの「パン」というのは「ソフトカンパーニュ」というパンを仕入れているのですがこの度これの製造元で製造終了になってしまいました。
振り返れば創業当初に仕入れていたパンは個人のパン屋さんで私が直接交渉して個対個のやり取りをしていましたがそのパン屋さんがご高齢のにより引退され畳まれたことを機に大手の食材仕入れ会社からパンを仕入れるようになりました。
このようにまず個対個のような相手先が個人店という仕入れ先は危険というのがまず私の考えでありまして、その相手先がいつまでもお店を続けてられるともしれないので、そういう心配のないところから仕入れるのが賢明です。
とはいえ今回うちは大手の仕入れ先から仕入れているものの「ソフトカンパーニュ」という種類のパンが製造終了となってしまったのです。
もちろんこういうことも常に想定しておかなければなりません。
ではどういうように今後の対応をしていけばよいのか?ということを正解かどうかは別として「私の店はこうした」という実例を挙げて述べていきたいと思います。
まず私は製造元のパンメーカーに直接問い合わせの電話をかけました。
カレーパンのパン部分は別に「カンパーニュ」という種類でなくても構わないわけで、
条件としては「丸い形状、表面は比較的固めの素材(フランスパン系も可)」というものなのでそれも伝えると「石窯ブールパン」というものを提示されたのでそれをサンプルで送ってもらい試食してみました。
味はこれまでのパンよりも明らかに美味しかったのですが、値段が高かったのとそれからこれが個人的には一番問題だったのですがこれまでのパンよりも少しだけ小さかったのです。
値段が上がったことに関しては昨今の原材料価格の高騰等でやむを得ないところもありますしこの4月からは当店でもフード類を10~30円ほど値上げしたこともあり仕入れ値はギリギリ受け入れ可能な値段でした。
問題は形状が小さいということで、これはつまりフィリングとして注ぐカレーが入る量も少なくなるということで、これは私が客だったら確実にマイナス要素だし、「価格を据え置きにして量を減らす」というやり口が個人的にはあまり好きではありません。
こういうことを踏まえて、さてあなただったらどうする?ということを少し考えてみてほしいのです。
レッツシンキングタイム!
それでは私の考えを実例で紹介します、それは以下の通りです。
今回長くなります。

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