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血も涙も容赦も無い飲食店存続の実態


A、B、C、Dの4つのお店があるとします。

点数(※何の点数か?とにかく総合的なそのお店の診断テストと思ってください。あ、立地は同一場所という前提にしましょうか。

A店・・・70点
B店・・・60点(平均点ラインとします)
C店・・・50点
D店・・・40点

100人の人がこれらのお店のどこに行くかイメージしてみてください。高得点のお店から各40、30、20、10人みたいなバランスになれば苦労はしないんです、そして今これ見た人も「もっと格差があるはずだ」と思っていることでしょう。でも、「A店が70人、Bが30人でC、Dのお店は0人」って思う人多いですよね。また、いやCとDではそれなりに差はあるはずだ、とか、80:20パレートの法則だ、いやいやAが90人だとかいろいろでしょう。

ズバリ言います。

「Aが100人でその他は全部0」です。あまりに極端過ぎですか?

では「Aのお店だけが黒字でその他は全て赤字」と言い換えてもいいです。大げさな話じゃなく実情を見ると本当にこんな感じです。喫茶店「普及の時代」であった80年代であれば、Bの平均点のお店も黒字が十分に可能でした。「選択の時代」の今は平均点のお店は見向きもされず、下手すりゃCやDのお店のほうが謎の盛り上がり(笑)をみせるかもしれません。はい、これがカフェ、喫茶店の実情です。って、これで終わりじゃ面白くないですよね。

いや、こういうくだりで終わってる本やアドバイザーたくさんいますよ。ここでは「ではどうする?」まで踏み込みます。出し惜しみ無しの大盤振る舞いがカフェラボのモットーでいきます。言いますよ。それは・・・・

「チョットだけ上回る」です。(そんだけ?!)もう少しだけ先まで読んでくださいね。

例えばプロ野球のかなり優秀なピッチャーの話をします。

あくまで主観&偏見です。いやそんなこと言ったら今回述べること全部そうですが・・・。

「かなり優秀な」ピッチャー、それは二ケタ勝利どころじゃなくて、沢村賞レベルのピッチャーについてです。実はそんなに他のピッチャーと実力の差はないと考えています。なんたってプロの投手はみんな高校じゃ「国一番のエースで4番」だったりします。彼らをほんの少しだけ上回ることでエースと呼ばれている気がします。ほんの数ミリだけスライダーの落ちがイイとかそういうレベルであり、「それは【ほんのチョット】じゃないんだよ、素人はこれだから困る」という声、ガンガン聞こえますが、これは他のアスリートにも言えることで、敢えて言いますがやっぱり「ほんのチョット上回って」いることで一流選手になっていると思うのです。

ダルビッシュやマー君、柔道の吉田沙保里、相撲の白鵬など、明らかに別次元と言っていい選手たちにさえも当てはめたいので、もちろんこの「ほんのチョット」がどれだけスゴイことかは言うまでもありませんが、とにかく「ほんのチョット」の差が勝敗(商売の世界では「黒字と赤字」)を分けます。

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