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その喫茶店、カレー屋につき。「試す事から始まる」

子供の頃、生クリームを使って作るバターを作ってみた事がある。
多分、学研とかそういうやつにバターの作り方が載ってたのを見かけて試しにやってみたくなったんだろう。
生クリームをビニール袋に入れて、口を輪ゴムで縛り、氷で冷やしながらひたすら振るってやつです。
出来上がったバターを食べてみるとそれはもう美味しくて感動した。
トーストに塗って食べるとまた美味しくて、世の中にこんなに美味しいものがあるのか!というくらいに感動した事を覚えている。
それ以来、自分でおやつを作る事にハマって、アイスクリームを作ってみたり(これは大失敗で全然美味しくなかった)、友達を呼んでクレープパーティーをしたりして楽しんでいた。
そのまま、お菓子作りの道へ突き進むかと思いきや、熱しやすく冷めやすい性格のためか、お菓子作りどころか簡単な料理も、大学生になって一人暮らしを始めるまで、まともに作った事がなかった。
一人暮らしを始めると、自然と自炊をする様になり、本屋に行っては良さそうな料理本を買い、色んなものを作っていた。
簡単だった事もあって、パスタが多かったかな。
すっかり料理にハマっていたある日、いつもの本屋でカレーの本を発見した。
キハチさんのカレーの本だった。
何故かピンときて、その本を即買いし、レシピに載っていたチキンカレーの材料を買って、家で早速作ってみた。
そのカレーがとても美味しくて、世の中にこんなものが…と又感動していた。
それ以来、カレー作りだけは何故か飽きずに続き、お店をオープンする時にそのカレーをメニューに加えるまでになっていた。
その後10年ほどして、カレーのレシピが突然ガラッと変わるわけですが、その話はまた今度。

それにしても、何か始めては飽き、を繰り返す自分が、カレー作りだけはずっと続いているというのはカレーを作るのが特別に好きなのかも?
やっぱり何事も試してみないと分からないものですね。

というお話でした。


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