Cafe Denim まみ店長
※この記事は 2018.09.04 に公開されたものです。
カフェデニムに、当時50過ぎ位の勢いの良い、ちょっと口の悪いケンちゃんが、よく可愛い1歳位の孫のツバキちゃんを自転車のカゴに入れ連れてきた。
全体的にカフェの食べ物はさほど気に入らないようなんだけれど(笑)
厚切りトーストと夏のかき氷だけは素直に
『旨い❗️』と言ってくれた。
かき氷は、必ず
いちごミルク🍓
『ミルクはママの絞ってね〜』と、ありきたりなオヤジギャグを飛ばしてくれながら、デッカい練乳を特別にボトルキープしていた。
一人で来る時はカウンターに座って、かなり面白い家族の話をよく聞かせてくれた。
家を息子さんが建てる話しや家族の洗濯の干し方。
お嬢さんが美容院をやる話し。
長男の嫁さんのインパクトある性格。
褒めると照れ臭そうに、でも嬉しそうだった。
しばらく間が空いたりもする時期もあり、ケンちゃんは急に朝、あまり来ない時間帯に来てトーストを食べて帰った。
『珍しい時間に来たね』って言ったのを記憶している。
ケンちゃんとは…それが最後。
それから…それから…
その妹さんの美容院に、しばらく私の頭をチリチリにしてもらったりお世話になっていた。
ある日、何気なく、『バイトする人いないかなー』なんて話をしたら、『うちの、まみちゃんは?』
あ。あの頃、ケンちゃんに聞いていた、なかなかの美人で肝の座った長男の嫁。
数日後、約束通り面接に来てくれたは良いが
いやー私、無理です
と全くやる気になっていない断るまみちゃん。
いや。大丈夫だよ。
…と、一言振り切ってみた。
そしたら…
えー。そーですかー
なんと?
あっという間に気持ち変わった?
もう一往復位のやり取りしなくて良い?
はい。採用〜✌️
それから、11年。ずっと一緒に頑張ってくれている。
雨の日も風の日も。
大雪の日、地震、雷、火事はないけど、泥棒。
この場では言えないような事。笑
数えきれない珍事。
働き始めた頃に言ってくれた言葉。
忘れません。
キョーコさんが、銀行に行けたり少しでもお店から外に出られるように頑張ります!
ありがとう。
今じゃ、二店舗始めたり、旅に出てしまったり、かなりのお外に出て行ってしまう私になりました。
あなたがいるから今の私がいる。
あなたがいるからデニムがあります。
いちいち、ウルサイ、オーナーですが、今からまた一緒に成長してください。
あなたに出会えて幸せです。
あのケンちゃんが
デニムちゃんにくださった
宝物です。
って言いながら、きっと明日もダメ出しする嫌な私でR
チュッ💋
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