見出し画像

自分に程よいもの

春の研修が忙しい頃に、
何人かと「研修が落ち着いたらやろう」と会う検討をしていたのを
メモしていましたが、
それが、一通りこの間終わりました。

1人はちょっと会えなかった。先日の記事を参照
2人はお1方の予定が全然合わなそうで、見送った。
3人は、無事会えました(こちら含む)。

最後に会ったのが一昨日で、
実は17年前に一緒の現場になった10歳ほど上の女性の先輩で、
私からしてみればかなりすごく、その現場で社員をなさった後に、
テレビCMでやっている大企業を渡り歩き、エンジニア・マネージャーをやって
豊富なバリバリキャリアがあり
現在、スタートアップ企業をしながら、大学院に通っているとのこと。
(一生お金に困らないだろうな、、、)
その方と再び会うことになった理由として
その現場以来、全然しゃべったことはなかったが
Facebookで繋がりはあり、
なおかつ今の仕事で作成しようとしている資料について
関連する事項をたくさん知っていそうだから、質問するついでに
ご飯でも行こうということになった。

17年前にとても優しく接してもらったものの、
会うのはさすがにそれ以来なので
現れて、いざ話し始めた時は「会社の採用面接」のように
とても緊張してしまった。
だいぶ派手な見た目だったが、
話してくる内容が難しいため、緊張であった。
あまりに久しぶりすぎて、目上でも、先輩もずっと敬語だったもので。。。
さすがに大企業の重鎮である。
これは、30分もつのか、、、

ただ、とても優しく私の話を聞いてくれた。
丁寧に受け入れようとしてくれて。
相変わらずだなぁと思った。
途中から昔の思い出話なども出てきて、
敬語から、非敬語で話してくれて、私のことも「●●ちゃん」と
当時呼んでいてくれたが、それが出てきてホッとした。

それで、話していて思ったが。

「あの時、この先輩ともっと長く仕事をしていたら
今、大出世に大成功していたかもしれないな。。。
そうすれば、高校・大学の周りの知り合いで
すごい人が多いから、同じような足並みでしゃべれたのかな」

と、悔やむことが近年よくある。
テレビCMなどを見ていると、
芸能人って、15秒のCMに出るだけで何千万ももらっているということを
毎度思い出したり、
あ、この企業って、●●さんのいる会社だな、、、
相当儲かっているんだろうな、、、
と思うことがある。

しかし

ずっと続けていたITエンジニアの仕事は、
どうしても私の中では
「ITエンジニアの 1/3くらいは
そのようなネームバリューや、豊富なキャリアによって
『天狗』になる人がいて、
何も文句を言わない、否、言うとすればそのような『天狗』の振舞いで
私を痛めつけてくることにしか文句を言わない私を
痛めつけてくる
と、しか思えない」
考えが強い。
エンジニア時代は、必ずどこかのプロジェクトにそのようなところに
人の心を一切理解しようとしない、とにかく金になればいいとしか思っていない
営業に、そこに配属させられ
文句を言えば、現場の元凶じゃなくすべて私のせいにされる
という生活が永遠に続くとしか思えなかった。
これは、私にとって、ITエンジニア運が大殺界でしかなかったのだ。
不運な仕事からは足を洗わないと一生呪われる。死ぬ。

と、思っているし、
まぁこの先どうなるかわからないが
ひとまず昨年からたまたま始めた研修の仕事で、
自分のITエンジニア経験をもとに
「現場の元凶を作らない」ための業務というのがある。
とにかく何もわからない、
運命的にSEになってしまっただけだ、
でも何もわからない、どうしたら良いのか
という迷える子羊たちに寄り添う
という仕事は、

「大企業でバリバリキャリア積んでいるすごい、えらい、人
には、この仕事は絶対できないな。
下請けでひどい目にあった
私にしか、わからないだろうな」

と、思えるようになった。

私の性格柄、おそらく現在は
大企業で、バリバリキャリア積んで、
プライベートで友達に
「私、大企業でバリバリキャリア積んですごいでしょー」と
言うのは、
全く合っていないなと思う。
(むしろ、身近な友人にまさにそのような人がいるが
一切そんな話をしてこないところが本当に見習いたい)

「名誉」的には、大企業はかっこいいかもしれないけども、
現在の自分にとっては、
零細企業で、決まったターゲットのために
やれているのも良かったと思った。

つまりは、人のためにやれるのが良かったということですかね。

まぁ、これは永遠の話ですが
人によって程よいものがあるんですよ。
「自分はこうだから普通こうじゃない」と言う人が
間違っているんでしょう。

今の仕事でも、
この1年ちょっとで、年上、年下関係なくかなり尊敬できる人々に
たくさん出会うことができました。
それが恵まれていることなのでしょう。



さて、
セブンのカレーの祭典のカレーを食べよう。



セブンのビリヤニ
カレーの祭典のカレー、全部それぞれ素晴らしく美味しいな


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?