ソーセージ人生論
ども!
世界と人間のすべてに興味のあるひと@シリコンバレーです。
こちらに来てあっという間に一ヶ月が過ぎましたが、元気にしています。さすがに一ヶ月も毎日外食ってわけにもいかないのと、平日は仕事で忙殺されていて夜ご飯を食べに行く時間が取れないため、自炊をしたりしています。
・・・え、どんな料理を作っているのかって?
まぁこんな感じです。
そうです、ソーセージです。オリーブオイルを敷いて、そのまま焼きます。
一応、知りたい方のためにレシピも載せておきます。
基本的に自炊するときには、毎日これを食べて、まずはこれを上手に焼けることを目標にしてきました。素材の味をちゃんと活かしたい、そんな思いから弊社ではひとつひとつ焦がさないよう、丁寧に焼いています。包丁はおろか、菜箸もまだ持っていないから、たまに油で手を火傷しながら、一生懸命に作っています。
だんだん上手に焼けるようになって来たので、最近では更なるタンパク源の確保のために卵を入れるようになりました。
さて、僕には今、これを読んでいるあなたが何を考えているか、手に取るようにわかります。
心中、「なんだそれ。焼いているだけやないかい。そんなものは料理とは言わん!」と、馬鹿にしていることでしょう。
だけど、想像してみてください。
もしあなたがプリンスホテルに宿泊して、朝食にこれが出てきたら、ついついプレートによそってしまうと思いませんか?
あるいはもしもあなたが仕事帰り、フラッと立ち寄った雑多な居酒屋でビールをあおっている時、傍にこれがあったら手を伸ばしてしまうと思いませんか?
世界最大のファストフード店「マクドナルド」の朝食メニュー第一位は何かご存知でしょうか?ソーセージエッグマフィンです。
それくらい、この組み合わせは美味いんです。文献によると中世ヨーロッパの時代から、ずっと続いています。流行り廃りが激しくて、裏切るものばかりのこの世の中、別れるカップルも多いこの世の中で、ソーセージと卵の愛だけは、永遠です。
だけど、皆さんの言わんとすることもわかります。
これだと、
おかずだけで寂しいでしょう。
主食が欲しいでしょう。
わかります。
だからついに僕は先日、主食としてうどんを煮込むことにしました。
これです。
うどんは煮込み最中に吹きこぼしてしまって、汁がほぼゼロになってしまいました。だけど僕は、逆にそれが美味しいと思いました。こういう失敗がくれた偶然の産物って、発明や発見の世界では結構あるんです。あの有名な抗生物質「ペニシリン」も、たまたまブドウ球菌を培養している時に、誤ってカビの胞子をペトリ皿に落としてしまったことで発見されたものなんです。戦争の負傷者を助け、後にノーベル賞を受賞するような発見も、失敗がくれた偶然の産物だったりするのです。
赤いきつねとかも、汁なしうどんを販売したら売れるかもしれませんね。
ちなみに、写真だけだとフライパンが小さいのか、ソーセージが大きいのか、どっちか分からないというツッコミをもらいそうですが、答えは「フライパンが小さくて、ソーセージが大きい」です。これは食べる時の見た目の満足度を高める、効果的なテクニックです。
結局、何が言いたいのか
はい、ここまで読んでくれたあなたが次に思うことは、これですよね。
「で、結局何が言いたいの?」
今回僕が言いたかったことは、
全部やろうとしなくていい、たった1つからでいい。
その1つをちゃんとやれば、おのずと道は開けてくる。
ということです。
人生にはときに、一気にさまざまな困難が降りかかることがあります。その時に、あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ。
でもこれをやったらあれをやる時間がないし、何をどう優先して進めたらいいのか分からない。。。そんなパニックに陥ることも、しばしばです。
だけどそんな時に、全部一気にやろうとしなくていい。まずはこれをやろう、って決めちゃう。決めたことをちゃんとやり切る。出来もしないことを中途半端に全部やろうとしないこと。これが大事なんじゃないかなと思うんです。
喉が渇いている時に、目の前に川を発見した。
男が言った、「こんなに大量にあったら飲めないじゃないか!」
愚かな男、と笑えない性が僕たちにもあります。
喉を潤すのに川の水を全部飲む必要なんてないのに、ついつい目に入ったものは全部やらなきゃいけない、って思ってしまう。
千里の道も一歩から、1億の売り上げも1円から、100個のタスクも1個から、です。その最初の1つを決めること、決めたことをちゃんとやること、これが大事なのだと思います。
思えば、かの巨大企業Amazonも、最初に取り扱っていたのは、書籍のみでした。
Amazonといえば今やなんでも買えるオンラインショップですが、最初はただのオンライン書店でした。それが利用者がだんだん増えて、売り上げが上がったから、じゃあ次は日用品を、となって今に至るわけです。
だから僕も、1本のソーセージから始めてみようと思ったのです。
ハンバーグじゃないとお腹が満たせないわけじゃないし、最初から何でも作れるようになろうと気負わなくてもいい。
自分ができることから、一歩を踏み出していくことが、やがて大きな結果につながったりするものです。
そんな話。
・・・皆さんの心中。
「いや、どんな話だ!!」
追伸:Cafe&Bar-ジブンでは普段、他の人とは話しづらいちょっと深いテーマを語り合えるオンラインの場を提供しています!詳しくはこちらのホームページをご覧ください。
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