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驚きの去年、感謝の今年

門松や おもへば一夜 三十年

松尾芭蕉

34歳の芭蕉の詠んだと言われる一句が沁みる今日この頃です。

平成が終わり、令和に入ってからもう5年が経ちました。

僕もこの2月で30歳になりますが、振り返ってみれば一夜の夢のよう。

いつ終わるか分からない、有限の人生を噛み締めて、今年も濃い一年にしたいものです。


どうも、世界と人間のすベてに興味のあるひと@シリコンバレーです。

冒頭、しんみりとした挨拶になりましたが、元気に生きています!

日本はもう新年ですね、こちらは記事執筆の今が大晦日です。

年末は1週間近く休みを取れたので、西海岸にあるサンタバーバラという街で過ごしていました。

街並みが凄くおしゃなのと、海と山に囲まれている自然豊かな場所で、将来住みたい街の候補の一つです。

宿泊場所(山の上)の朝の景色
浜辺から見る夕暮れの山あいも美しい

今年の一字

さてさて、令和5年は皆さんにとってはどんな一年だったでしょうか。

なにやら毎年恒例の「今年の漢字」では、一位が""、二位が""、三位が""とのニュースを見ましたが、皆さんの一年は、きっともっと明るいものだったと信じています。

まさかの「税」

僕が自分自身の1年を振り返って選ぶ今年の漢字は、""です(月並みですが)。

今年は、たくさんの驚きがありました。

結婚

まず、一番の驚きは、僕自身が結婚したこと。

これには周り中がびっくりしたと思いますが、僕が一番びっくりしています笑

こんな強心臓・生きる力ゼロ男に、アメリカまでついてきてくれる人がいるとは思っていませんでしたが、世界は広いです。

結婚への憧れもこだわりも未だに一ミリもありませんが、今のパートナーのいない人生もまた、一ミリも想像できないくらい感謝しています。

ホテルのシャンプー

結婚のようなライフイベントばかりではなく、日常でもたくさんの驚きがありました。

例えば、宿泊したアメリカのホテルで、頭を洗おうとした時にボトルに「Shampoo + Body Wash」(シャンプー兼ボディソープ)と書いてあったこと。

これ、些細なことなのですが、かなりびっくりして印象に残っています。

リンス&シャンプーは分かりますが、ボディソープ&シャンプーは生まれて初めて見ました。

でも、これが本当に成り立っているのだとしたら楽でいいなと思いました。

だって、頭からつま先まで一気に洗えたほうが効率良さそうじゃないですか。

こういう常識や固定概念を覆すものって好きなんですよね。

そう思ってトライしてみたら、案の定、髪の毛がキッシキシになりました。

Fu**!!!

このブランドでした

他にも、明らかな有罪なのにトランプさんがまた大統領選挙に出ようとしていたり、テイクアウトのコーヒーに20%のチップが乗っかっていたり、医者との15分のZoomで300ドルを請求されたり、言ったもんがち・やったもんがちのカルチャーには、毎度驚かされます。

最先端のデバイス

仕事のことは書けないのが残念ですが、日々、シリコンバレーで生まれる未来のテクノロジーに触れていて、毎日が新鮮な驚きに満ちています。

台風を制御する技術、砂漠の真ん中でも通信ができる技術、肩に塗るだけの男性用避妊薬、匂いを識別できるAI、色を自在に変えたり話したりできる車、3Dプリンターで2週間・300万円で建築できる家、透明マントなどなど・・・

イノベーションとは未来の当たり前をつくること、と言われますが、日々、本当にその通りだなーと思います。

中でも、今年驚いたのは新しいデバイス、その名も、ai pin(エーアイ・ピン)。

パソコン、タブレット、スマートフォン、スマートウォッチ、スマートグラス(メガネ)と、賢いデバイスは出揃ったかに思っていましたが、ここに来て新たなデバイスが米サンフランシスコのスタートアップから発表されました。

なんと、手に持つでもなく、腕につけるでもなく、服に装着するピンのタイプでした。

手のひらの半分くらいの大きさの小さなデバイス

検索する、メッセージを送る、写真や動画を撮る、音楽を聴く、通訳などなどさまざまな機能がありますが、他のデバイスと違う特徴は、スクリーンが要らないこと。

小型のプロジェクターが付いていて、手のひらに映して操作ができます。

スマホを出して、片手で持って画面を開いて見る、という必要がなくなります。

音声または手の動きで操作ができます

毎日スタートアップと会って、いろんな未来のテクノロジーに触れるのですが、これは久々に心高まったやつでした。

新しすぎてすぐには流行りづらそうですが、個人的には元Appleの人が作ったものだから、デザインもイケてていいなと思いました。

10万円くらいで買えます。


辰年の過ごし方

さて、色々な驚きをくれた令和5年が終わり、令和6年。

どうやら今年は辰年🐲のようで、

昇り竜だから運気も上昇して縁起がいい、といった投稿を多く見かけます。

この「縁起」というのは僕も好きな言葉で、実は仏教用語なんです。

すべての物事は独立して存在するのではなく、お互いに関わり合って成り立つことを表す言葉です。

人と人との間のことで言えば、「おかげ」という表現が近いかもしれません。

縁起は仏教本来の意味から言えば、「いい」とか「悪い」とかいうものではないのですが、

「あの人のおかげで」

「この人のおかげで」

そういう感謝の心と言葉で毎日を過ごしていれば、確かに昇り調子の、よい縁に恵まれる素敵な一年になるのではないか、と思います。

もちろん生きていれば、

シャンプーとボディソープが一緒になっていたり、

法外な請求を受けたり、

ついむしゃくしゃすることも多くありますが、

今年は努めて感謝の心、言葉多く、一年を過ごしたいと思います。

かんしゃくの「く」の字を捨ててただ感謝

ということで、昨年は本当に、ありがとうございました!

今年もどうぞ、よろしくお願いします🙏

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