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日本で食べるマクルーバ⑦東京・浜松町「ビブロス」
新年、あけましておめでとうございます。2024年、アラブ料理の食い初めは、東京・浜松町のアラブ料理店「ビブロス」に12人で行ってきました。にぎやかな宴会でアラブの炊き込みご飯「マクルーバ」の大皿3皿を食べた。食べきれず、一部をお持ち帰りした。コメの中に、羊のほぐし肉が入り、表面には牛ひき肉が。下部は、スライスしたナスで覆われていた。オーナーシェフのナジーフさんはレバノン北部トリポリ出身で、サウジアラビア、イラク、オマーンの在京大使館のシェフをつとめた方。
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前菜はメニューから、ひよこ豆ペーストのホンモス(フムス)、ヨーグルトチーズのラバネ、ナスとゴマペースト(タヒーナ)のディップ「ババガヌーシュ」の3種を注文。薄型のパンをちぎって、すくっていただく。ホンモスのなめらかな口触りが素晴らしい。赤いパプリカパウダーで刻印された3本の線、スプーンを使い器用に形成される輪の中の波のような造形も見ごたえあった。
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サラダは、揚げた薄型パンのカリカリ感が特徴的なファットゥーシュサラダを注文。キュウリ、トマトなどの野菜のほか、クルミもトッピングされていた。イタリアンパセリを多用したタッブーレサラダと並び、レバノンを含むシリア地方(シャーム)の名物サラダのひとつだ。
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ドリンクは、シェフのナジーフさんから「マクルーバにはコレ!」と勧められたのが、甘くないヨーグルトドリンク(トルコでは「アイラン」)。確かに、羊肉や牛肉が入ったマクルーバには、これが合いそうだった。
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最初にミント入りレモネードを頼んでしまったが、一杯目からアイランにすればよかった、と後悔した。
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マクルーバでお腹がいっぱいになり、デザートは断念した。下の写真は、他の皆さんが食べたもの。シリア・ハマの名物「ハラワート・ジブン」(ハマロール)や、バクラヴァ、カダーイフ、バスブーサの3点盛り。ほかにピスタチオアイスクリームを食べた方も。さすが、アラブの代表的な焼き菓子をきっちりそろえて提供くれる。
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「ビブロス」の店内は決して広いわけではないが、効率的に席を配置して、居心地のよい空間を作り出している。内装にも工夫がこらされていて、アラブ、特にシリア・レバノンのレストランの雰囲気を再現している。早々と、我々のグループ12人が店の半分を占めたが、残り半分も19過ぎには埋まり、満席になった。
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納得のクオリティの料理と空間。年のはじめにアラブ飯を食べるのに、ふさわしい店だ、と改めて思った。
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