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【トルコ南東部を行く⑮】ターキッシュ・ディライト付き苦味コーヒー

トルコ南東部アンタキヤからバスで北東へ。ガジアンテップに到着する。手持ちのトルコリラが残り少なく、日本円の現金からの両替か、クレジットカードでのキャッシングをしたかったが、アンタキヤやガジアンテップのバスターミナルには両替所がなく、銀行ATMからのキャッシングも、なぜかできない。綱渡り状態だったが、ガジアンテップのバスターミナルから市内中心部までのタクシー代はなんとか手持ちで足りた。ホテルに荷物をおいて中心部を歩き回り、ようやく円を両替してくれる店を見つける。
今回の旅行では、イスタンブールに行く感覚で日本円だけを持ってきたのだが、それが見込み違いだった。

ガジアンテップ城

街をぶらぶら歩く。商店街のそばにガジアンテップ城がそびえている。2月のトルコ・シリア大地震で、城壁がかなり崩落してしまった。この美しい姿がもう見られないと思うと切ない。

トルコ・コーヒーカフェ

休憩を兼ねて、カフェに入る。トルココーヒーを頼んだら、色が微妙に違う泡が半々になったものがでてきた。おつなサービスだ。

色が異なるトルコ・コーヒーの泡

付け合わせには、ターキッシュ・ディライト(ロクム)というトルコ菓子。コーヒーの苦味とロクムの柔らかな甘さのハーモニーを楽しむ。
ガジアンテップ周辺は、ピスタチオ栽培が盛んで、これを利用した料理やお菓子も多く作られている。バクラヴァもそのひとつだ。

ピスタチオフレークをふるいにかける

あるバクラヴァ店の工房をのぞいたら、ピスタチオカラーのフレークをふるいにかけて選別作業をしていた。まさにピスタチオであふれた街、という印象だった。

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