豊穣のイラン映画史をにぎやかに描いた巨匠マフマルバフ
東京・お茶の水のアテネ・フランセ文化センターで2月1から始まった「モフセン・マフマルバフ監督作品セレクション」。初日は、「サラーム・シネマ」と「ワンス・アポン・ア・タイム、シネマ」を鑑賞した。
前者は初めて、後者は鑑賞2回目だった。現代イラン映画のもう一人の巨匠監督、アッバス・キアロスタミをはじめ、演技の素人を作品の中心に置くのはある意味イラン映画では常道ともいえるが、映画オーディションに集まった人々に次から次へと演技をさせるという設定には、ちょっと驚かされる。監督本人が監督