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#39 幸せはこう感じる

おやつとコーヒーを用意して、
アマゾンプライムで『ゆるキャン』というドラマを観た。

新緑が美しい季節になって山歩きをしたいと思い、
女子高生たちがキャンプをする話なので、
アウトドアの楽しみ方のヒントがあればいいなというつもりで観てみた。


漫画からドラマ化されている、人気の理由がわかった。
全体に愛がある。

悪役が誰も出てこず、ストーリーにアップダウンがあるわけではないが、
おもしろくて引き込まれた。

5人の女子高生がキャンプを通してとにかく今を楽しんでいる姿が
観ていて気持ちいい。
それぞれが好きなことを言ったりしたりしながらも、
誰かを批判、非難したりせず相手を認めて尊重している。

コミカルさもおもしろくて観ながら自分の口元がほころんでいた。


キャンプ飯を作ったり、キャンプ先のお店で食べるシーンが
たくさん出てくる。
自然の中で作るスパゲティやカップ麺、スープ、カレーや鍋、
おいしそうな料理を食べている時の彼女たちの様子が至福そのもの。

目の前の食事に集中し、一口一口噛みしめるようにおいしさを味わって
うっとりしながら食べるシーン。
毎回食事の度にこうなのだが、幸せを感じるってこういうことだなと
しみじみ思う。
その時間をとても楽しんでいる。


ソロキャン(1人でするキャンプ)をしている主人公が、
旅先のレストランで少ないお小遣いから1350円のあったかいボルシチを
味わいながら幸せに浸るシーンもいい。
誰かとおいしさを共有するのも楽しいが、1人でもこんなに目の前の料理を
楽しめるなんて、なんとなく食べるより1350円以上の価値を感じるはずだ。


幸せはこうやって感じるんだと気づかせてくれたドラマ。

観ている私も幸せ感。


ただ目の前のことを楽しみ切る。


毎日生活する中で、あれやこれや居心地悪い感情が出ることも多い。

苦しい気分の時に楽しむのは無理だけど、
そうじゃない時はなんとなく食べずに、
上の空じゃなくおいしさを味わおうと思う。

それができたら、その時間は確かに幸せなはずだ。


ほっこりと幸せを感じられるドラマを観ながら
おやつをほうばるこの時間は楽しい。



お読みいただき、ありがとうございました(^ω^)

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