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#125 あたたかさと思いやり / 良い見方を選ぶ

お気に入りのカフェ。

いちごタルトがのったプレートの盛りつけに心躍る。


お皿が運ばれてきて、「お待たせいたしました。」と
コトンとテーブルに置かれた時、
お皿の上に目が釘付け。


縁が薄いグリーンの素敵なお皿の真ん中にいちごタルト。

その横にラスクにのせた淡い味のいちごアイス。
反対側にはふんわり生クリームとミントが添えてあり、
ケーキの周りにチョコレートソースでアートのように丸く描かれている。
その上に小さく刻んだナッツ?とベリーが散らしてあって、
ケーキだけでも嬉しいのに最高の一皿になってる。


コーヒーはウェッジウッドのカップ&ソーサーで出てきて、
私はこのカップが大好きだ。
少しポテっとした厚みのあるカップ。

こんなに気持ちよくコーヒーが飲めるなら、
同じのを買ってみたくなった。


まだあるこのお店のお気に入りポイント。

シュガーとミルクのポットがピカピカのシルバーで、
これが出てくるとテーブルが華やかになると思うのは
私だけかも?

ケーキだけでなく、このお店の食器類が大好きだ。


最後に、お水。
冷たく冷えた水を飲むと、うっすらレモンの味がする。
これがとてもおいしくて清涼感があって爽やか。



細やかな気遣いが散りばめられたお店。
いい気分で過ごせるお店。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


もう一つ、いい気分になった出来事。


生協の配達日、一緒のグループで取っているMさんが我が家に商品を
取りに来たが、遅い時間なのにまだ届かない。
年始は少し遅れるかもとは聞いていたけど、
と話しているところにトラックが止まった。

配達員の若い男性が、
荷物のコンテナを抱えて入ってきた。
あ、きたきたと見ると、

肩を落として、無表情で何も言わずに私たちの間を通り、
疲れた様子でコンテナを置くと何も言わずに下を向いたまま出て行った。
とても暗い。。。

思わず2人で顔を見合わせた。

無言で無表情で顔も見ずに荷物だけ置いて出て行った姿に
Mさんと苦笑いし合って

Mさん「なんかこわかったね、、」
私  「疲れてたんですかね?」

と言っているところに、ヌッと配達員の彼が戻ってきた。


わ、戻ってきたとびっくりした私たちに

「今日は遅れてしまい、どうもすみませんでした。
 ご迷惑おかけしました。。」

と変わらず無表情でボソボソと挨拶してトラックに戻っていった。

その時、Mさんが彼の背中に
「大丈夫ですか?頑張って下さいね。」
と声をかけた。

彼は聞こえたのか聞こえなかったのか振り向かずにそのまま
トラックに乗ったけれど、
Mさんの一言でちょっと嫌な気分になりかけていた雰囲気が
一気に明るくなった。


Mさんから出た彼をねぎらう言葉がとてもあたたかく、
それを聞いた瞬間空気が一変した。

配達が遅れたことや、入ってきた時の態度に文句を言うこともできる。

でも別の見方もできる。


配達員さんの立場に立ってみたら、
もしかしたら
私たちの知らない理由があるのかもしれない。

年始は遅れるかもしれないと通達があったということは
非常に忙しいのかもしれない。

それでとても疲れていたのかもしれない。
実際疲労感がにじみ出ていた。
戻ってきて挨拶するのが精一杯だったのかもしれない。
そんな感じがした。
そう思うと、よく戻って挨拶してくれたなぁという気持ちに。


仕事疲れの気持ちはとてもわかる。
私も接客業でありながら、息つく間もない忙しさが続く時は
笑顔が消えてるなと思うことがある。
気持ちによゆうがなくなっている。


そういう観点から見ると、
そもそもそれぐらいでめくじら立てることでもないし、

少し暗い雰囲気になりかけてたのが
Mさんの一言で吹き飛んだ。
あたたかい空気に包まれた。


そういう一言をかけてあげられる人が身近にいて嬉しい。

配達員さんがどういう状況だったのか、本当のところはわからない。
でも文句を言ったり非難するより、
Mさんの対処の方が気持ちいいし、
気分が明るくなった。

文句を言うと、けっきょく文句を言っている暗いオーラが
自分を取り巻いてしまうから。



自分でもなんでこんなことしちゃったんだろう、
失敗しちゃったなということもある。

そんな時にも、
あたたかくまるっと受け止めて、受け入れてくれる人がいるって
ありがたいことだと思う。


すべては思いやりなんだな。
相手のことを思いやれること。

許せなかったり難しい時もあるけど、

自分を受け入れてもらえば本当に嬉しい。


そんなあたたかさと思いやりが広がっていけばいい。



🌱お読みいただき、ありがとうございます(^ω^)

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