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尾鷲のこと。
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2022年3月の記事一覧

『カフェと尾鷲の20年史』 〜フリーペーパー編〜

学生時代、何となく、ぼんやりと、広告業界で働きたいとか、出版業界で働きたいとか、ライターという肩書きに憧れていたりした。 学生時代に読んでいた『Meets Regional』という雑誌と、『広告批評』という雑誌と、そしてカフェやCDショップや映画館なんかで手に入るフリーペーパーが大好きで、なんとなく、『そういう業界』に入りたいなあ、と思っていた。 が、就活に不真面目だった僕は、広告業界で働くことも、出版業界で働くことも、ライターになることもなかった。 (真面目に就活してな

『カフェと尾鷲の20年史』〜インターン編〜

2014年、カフェスケールは高校生のインターンを受け入れた。 これは『尾鷲市商工会議所』『尾鷲高校』『事業所』の三者による取り組みで、尾鷲高校の(当時の)商業科の生徒(80人)を尾鷲にある事業所でインターンとして派遣するという取り組みで、尾鷲市商工会議所が事務局となって行われた。(以下『高校生インターン』) 初年度は高校生を二人。 2年目と3年目は一人ずつ募集し、受け入れた。 インターンといっても3日間の受け入れなので、『インターン』というよりも『職場体験』のようなもの

『カフェと尾鷲の20年史』 〜サントス編〜

先日、開店20周年記念イベントとして『カフェと尾鷲の20年史』というトークイベントを行った。 カフェという『動きたくても動けない』、出張も転勤もない職業にて、つまり『定点観測地』としてのカフェから見た、『カフェの20年と尾鷲の20年』を語ってみよう、という試みだった。 そのイベント中ではカフェから定点観測して個人的に印象的だった尾鷲の出来事を語ったのだけど、その中でも印象的だったことを抜粋する。 2002年、カフェスケールが開店したその数ヶ月後、尾鷲の『紀望通り』(尾鷲