『生き物の死にざま』稲垣栄洋 著
カフェ店主おすすめの一冊と、個人的に気に入っているツボをご紹介します。
珈琲片手にぜひどうぞ。
このたびご紹介するのは、昆虫から哺乳類まで様々な生き物が懸命に生きる姿とその最期を描くエッセイ『生き物の死にざま』(稲垣栄洋 著)です。
産んだ卵を世話して守り続けたうえ、自らの体を孵化した幼虫の餌として差し出すハサミムシ。交尾中にもメスに食べられるカマキリのオス。精巣だけを異様に発達させてメスの体に寄生し、その一部となってまさにヒモ状態で生きたのち、最期はそのままメスの体に吸