蒲郡市生命の海科学館「みんな生きてる!-進化の世界は十人十色-」展からの竹島磯遊び

蒲郡市生命の海科学館で開催中の「みんな生きてる!-進化の世界は十人十色-」展へ行ってきました。

いろいろな生き物の、生き方による身体の仕組みの違いをテーマとした展示。

例えば心臓なら

例えば脚(足)なら

他にも、外骨格・内骨格や、眼のしくみの違いなどの解説があり、実際にそれを確認できる標本が展示されてます。

内蔵の位置がよく分かる「マコガレイ」

脱皮途中の「イシガニ」

なぜかフライパンにのった「ナミマガシワ」(の貝殻)。などなど。

これらはみんな、科学館のすぐ近く(歩いて15分くらい)、竹島の海岸で採集された標本だそう。

と言うことは、竹島に行って探せば同じようなものを見つけられるかも。それも面白そう。と言う事で、竹島の海岸に移動します。

上の写真、白く見えているのは砂ではなく、全部カキ殻です。カキの加工場でもあるのだろうかという密度で積もってました。

日曜日とあって、他にも遊びに来ている人が多かったのですが、みんなこのカキ殻の上をビーチサンダルでガンガン歩いていて、足切れるよーと余計な心配をしてしまいました。

めっちゃ余談でした。本題に戻って捜索開始。

探し始めてすぐ、磯だまりにいた「ミミズハゼ」さん。

かわいい顔してます。

続いて、岩の裏にいたカニ。カニの種類は甲羅の形や側面のトゲの数で見分けるらしいのですが、似てるのも多くてなかなか難しく。

「イソガニ」か「ヒライソガニ」かで、たぶん「イソガニ」だと思うのですが。

この顔のところの顎脚とかが見分けるポイントらしい……

そして個人的に一番テンションあがった、「ナミマガシワ」の足糸が出る側の殻。色はともかく、「展示されてたのそのままだ!」と嬉しくなってました。

「展示されてたのそのまま」とかいいつつ、自信はなかったので科学館に戻って、学芸員さんに同じ物かどうか聞いたりしましたが(忙しいときにお手間かけました)。

ちなみに、薄い&岩にくっつく側&穴あいていると言うことで、すぐ壊れてしまうそうで、落ちている物はあまり見つからないそう。実際私も2時間ちょっと海岸をうろうろしましたが、見つかったのはこの1枚だけでした。

竹島周辺は以前も歩いたことがあってのですが、展示をみて知識をいれてからもう一度見ると、今まで見えてなかった物が見えて面白かったです。展示をみてすぐ現地に行ける、この辺は、現場(海)に近い施設のアドバンテージですね。

追記:自宅に帰ってから、収穫物(生体は元いた場所にリリース)を、薄めた塩素系漂白剤にしばらく漬けて掃除。「ナミマガシワ」もキレイに。後ろに写ってるのは、同じく竹島の海岸で拾ったウニの殻です。

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