2022年7月28日（木）結果【キャドシステム】
木曜のドル円はFRBのパウエル議長のハト派発言「ある時点で利上げ速度を緩めることが適切であるだろう」や日銀副総裁のややタカ派な発言、アメリカ第二四半期GDP速報値の冴えない結果を背景としたアメリカ長期金利の急低下、日米金利差縮小に伴うドル売り・円買いが相場の重しとなりアメリカ時間午後にかけて約1ヶ月ぶりの安値134.21まで急落しました。
・GDPの2四半期連続マイナスは一般的にリセッション（景気が低迷し不況にいたる過程の状態）の定義とされています。
ユーロドルはパウエル議長のハト派発言を背景としたアメリカ長期金利の急低下が相場の支援となりアジア時間午後にかけて高値1.0235まで上昇しました。
しかし買い一巡後は欧州経済の先行き不透明感やイタリアの政局不透明感、ロシア産天然ガスの供給懸念、ユーロ圏7月経済信頼感指数の冴えない結果、ドイツ7月HICP（EU基準消費者物価指数）の伸び率加速、ユーロ圏経済のスタグフレーション懸念の再燃が相場の重石となりアメリカ時間に1.0114まで反落しました。
ただし売り一巡後は下げしぶり、アメリカ第二四半期GDPの冴えない結果、結果を背景としたアメリカ長期金利の低下が相場の支援となり1.0199まで持ち直す展開となりました。
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