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セイコーマート/ホットシェフの水玉パネルバリエーションと設置ルールについて
北海道でコンビニといえばセイコーマート。
店舗に用いられるアクリルパネルのデザインの特徴は、一枚一枚柄の違うオレンジの水玉模様が用いられている点です。
管理や印刷コストを考えると、他のコンビニに比べ、一手間も二手間もかかったデザインになるわけですが、並べる際のルールがありそうなので、数店舗をサンプルに検証してみます。
[セイコーマート 砂川西2条店]
まずはパネルが多めのセコマで、一枚一枚をじっくり観察してみよう。真ん中の白抜きロゴタイプから右へ……。
↑これを仮にAタイプとしよう
↑Bタイプ。Aタイプと構成が似ていますが、全体的に玉が落下し、大きさも一回り小さくなっています。あえてAに近いデザインのBを並べることで、コマ送りのように時間の流れを感じさせる狙いがあるかもしれません。
↑Cタイプ。2玉。ここで気落ちの良い余白が誕生しました。
↑Dタイプ。Bを反転したようなデザインにも見えますが、わずかに異ります。玉の大きさにもルールがありそうです。
↑Eタイプ。ひょっとしてCの反転!?(いま気付いた)
この後は、A→B→C→Dの順でリフレインされていきます。
ロゴの左側の構成は、左へB→Aとなっています。
[セイコーマート 野幌駅前店]
パネル数は違えど、
ロゴタイプ右からA→B→C→D→E(C反転)→A→B→角パーツとなっていて、
ロゴ左は、Aと角パーツが入っています。
店舗向かって左側の壁面には、右から
角パーツ→B→C→D→E(C反転)→正方形Fタイプ(New!)→角余白
で構成されています。正面からカウントすると左右へそれぞれA〜Eが展開されていることになりますね。
[セイコーマート はせべ店](琴似)
筆者は北海道在住ではないので詳しくは分かりませんが、一世代前のパネルデザインだと推測しています。白抜きの水玉ではなく、色調が異なる水玉がダイナミックに浮遊したデザインで、よく見るとロゴマークのフェニックスも隠れミッキー的に刷り込まれています。
あとはパネルをまたぐ水玉もあるので、今のデザインより厳密に順番が決まっていたのかもしれません。水玉ルールの発端はこの頃にさかのぼる必要がありそうです。
[セイコーマート 琴似駅北口店]
ホットシェフの看板がセイコーマートと同レベで掲げられている店舗も多くあります。セコマとホットシェフの間にはまる隙間パーツ〈S〉もここではじめて登場します。
並びはやはり、セコマロゴ左へA→B→C→D→E(C反転)→F(正方形)
ホットシェフサイドは、ブランドカラーを用いた同デザインのパネルが、角パーツから右へA→B→Cとなっています。
もういいかな笑
[セイコーマート 狸小路2丁目店]
やはりセコマサイドもホットシェフサイドもAタイプ。隙間にはSだろ!
現地ではセコマの電子マネー「Pecoma」のどでかい広告に気を取られていましたが、見直してみると、袖看板に縦位置の水玉意匠を確認しました。もうすごく特別なものに見えるから不思議です。
[セイコーマート 時計台前店]
都心型セコマの展開例。定型パネルではなく、ステッカーのようなものがガラスにビローンと貼り付けられていました。ロゴ右サイドはA→Bのような流れですが、左サイドにはE(C反転)!!
[セイコーマート 大通ビッセ店]
ラストは札幌駅から続く地下通路で見られる巨大セコマ。水玉が枠を飛び出し、縦横無尽に浮遊していました。しかしA〜F的なバランスやニュアンスはしっかりと残っています。
今後の水玉の動きに注目しましょう!(面白い水玉店舗があったら教えてください https://twitter.com/cadono
セコマは埼玉や茨城でも展開しているようなので、機会を作って関東でも調査してみます。
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