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CADの仕事とは?

今の時代では「CAD(キャド)」と言うと”パソコンで図面を書くソフト”とということは知っている人は多いと思います。
では、具体的にはどのような仕事があるのか?について説明をします。

1.トレース

過去に手書きで書かれていた図面をCAD化をするという作業です。
まだCADが今ほど普及していなかった18年くらい前は昭和時代に手書きで書かれた図面のCAD化トレース作業という仕事がたくさんありました。
今でも、改修工事などの図面を作図するとき手書きの図面をCAD化することもあります。

2.図面修正

「CADオペレーター」という職業はこの作業が1番多いです。
業種にもよりますが、工事の担当者が現調で図面にチェックをしてきた箇所の修正や、建築図などが一部変更になったことに合わせて関連箇所の修正や図名の変更など、大きな修正から小さな修正まで様々な作業があります。

3.レイヤー整理

とても地味な作業ですが、CADで作業を行っていくにあたってレイヤー整理は最初に行う重要な作業になります。レイヤーを分けておくことによって、その後の作業がとても進めやすく、そして見やすくなります。
レイヤー名や色の設定は、各会社によって決められていることが多いです。
決して難しい作業ではありませんが、単純作業のためスピードが求められます。

主に上記の3つが「CADオペレーター」という職業の仕事になります。
その他、設計を知っている人は施工図や系統図の作成を行ったりもします。

今から約20年くらい前は、CADが使えない建築士の人も多かったため”CADが使える”というだけで需要は多かったのですが、現在はCADが使えない建築士の人はあまりいない為、「CADオペレーター」と言ってもCADが使えるだけでは需要が下がります。建築士などの設計士になる必要はありませんが、ある程度の図面の知識は必要になっていきます。



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