2月5日 スーパーで少し嬉しくなった節分の日

2月3日の節分の日。子供の時は一年のイベントがすごく大きい出来事だったのに大人になるとその特別感が薄れてしまうのはなぜでしょうか?
一年の区切りが子供の頃ほどはっきりしなくなったから一年があっという間に過ぎるように感じるのかな。

子供の時は結構好きだった節分。幼稚園の時は例外で、鬼が嫌いで幼稚園をずる休みしたいほど嫌いでした。なんせ幼稚園の先生が化ける鬼がリアルすぎて怖かった。全身タイツでリアルな鬼の被り物(お面とかのレベルではないもの)をしてた記憶があります。嫌すぎて幼稚園のアスレチックの中で友達と一緒にヤクルトの空き容器に入ったお豆さんを握って早く時間が過ぎることを祈っていました。当時は先生が化けていると知っていて怖かったのか本当に鬼が来たと勘違いしていたのかは定かではないけど、、。
私立の幼稚園だったから、すぐ隣が小学校だったんですけど、自作の全く怖くない鬼のお面をつけたお兄さんお姉さんが楽しそうに友達同士校庭ではしゃいでいるのをとてもうらやましく感じていました。
あとは、お絵描きの時間に等身大の全身の似顔絵と、裏には鬼の絵を描いて家に持って帰った記憶もあります。夜寝るときに鬼側が表になっているのが見えると怖くて見たくなくて裏返してって頼んだ記憶もあります。

あれ、本当に節分好きだったっけって怪しくなってきましたが、普段はおしゃべりしながら囲む食卓を黙ってみんな同じ方向を向いて恵方巻を食べる感じとか、みんなで豆を数えてムシャムシャ食べてる時とか、寒い中ベランダまで出て豆を投げる感じとか、節分ってイベントが結構好きでした。

今年はひとりの節分。でも毎年やってるしせっかくの行事ごとだし気分程度でも何か節分らしいことしておこうかなと思った社会人2年目、ひとり暮らし歴2年目の私。恵方巻きを買いに仕事終わり近くのスーパーに行きました。

すると、スーパーのお惣菜コーナーの恵方巻売り場だけサラリーマンの人だかりが。もう20じすぎなのにみんな仕事終わりに恵方巻を買って家で食べるのかなと思うと、なんかちょびっと嬉しくなりました。みんなちゃんと節分やるんや、かわいいな。

そのあと食べるようの大豆も買っとこうと思い、5分くらい店内をさまよったあと近くの店員さんに声をかけました。その人は外国の方らしく、上手な、でもまた少し慣れない日本語で近くのベテラン店員さんのところまで連れて行ってくれて「節分の食べるようの豆って、、」と聞いてくれました。ベテラン店員さんが連れて行ってくれようとするとその店員さんも一緒についてきて
「僕も場所勉強しないとだから、、」とかわいい笑顔で。
ベテラン店員さんが
「でもこれ今日までしか売らないからね笑」と言うと
「そっか、、!」とそそくさと持ち場まで戻って行きました。
スーパーでこんなかわいいやりとり見ることってないし、店員さんの頑張りように癒されました。

ついた豆売り場では全部売り切れ。代わりにおつまみのスズメの卵(ピーナッツの周りに醤油味などのおかきっぽいのがまとわりついているやつ)を買って豆だし、と思うことにします。

みんな、家に帰ったら一人で過ごす人も、恵方巻買って豆を食べてしているのかって思ったらほっこりとした気持ちになった日。

ちなみに北北西の方角はいつもパソコンでアマプラを見ながら向いている方向でした。普段家で一人でいる時は話さないので、恵方巻はパソコンを見ながらいつもと変わらない日常な感じで食べました。

そんな節分でした。

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