辛いなぁって話

もう先々月になるか……彼女と別れた。
非そち。我に非なし。

もはや悲しみとか、怒りとかそういうのは完全に虚無なんだけども、貯金のなくなった口座を見つめてため息が出ちゃうね……。

別れてからというもの人が変わったかのように、友達総ドン引きのビッチぶりを発揮しちゃう元カノちゃんを見て、なんだかなって思っちゃうこの頃。
別れてから思う、そんな人だと思ってなかった。

まあそういうわけで、交際時に不満がないわけでもなかったので、別れることできっぱりさよならできて良かったなって思う反面、せめて最後まで変わらず綺麗なままでいてほしかったなぁとも思うのだったなぁ。

というか、こんな人と暮らすためにニュージーランドの片田舎まで来て、貯金を使い果たしちゃったのが、現実的に痛い。
現実的に生きる時だと察したチキン、資格を取るかと勉強を始めました。

出会った時は23歳。先月私、25歳になりました。
元カノちゃんはようやく22歳ってところ。
遊ばれたなぁ……。
「私ももう若くない」とは決して言わないけど、「〇年付き合った彼女と結婚しました!」みたいな、長期交際→結婚の流れはもう結構厳しそう。
帰国して資格を取って、また渡航してって考えると、最短1年は人との交際は難しいから、恋愛市場に戻る頃には26歳。
うーん、高望みしてるタイプじゃないけど、地雷原なレズビアン界で、同年齢帯のまともな人間に出会うのは厳しいんじゃないかなぁと思ったり。
まともなレズビアンは早々にまともなレズビアンと恋愛して、ずっと生きちゃうからね。アホウドリみたいに。
私もまともじゃない方の人間だから、今回は頑張って鬱らないように頑張って頑張ってしたけど、まさか向こうが地雷とは思わなんだ。

クリスマスと新年、なんとか友達と過ごすことが決まっているけれど、家賃を払い、自宅で細々仕事をしていると、別に日本にいればよかったんじゃねって思う。
日本にいれば、家賃と食費は払わなくて済むからね。
ここにいても、働いた分がそのまま家賃に入るだけで、何も貯まらないし。
加えて、いろいろあって家賃を払っている相手が元カノなのも、もやもやしちゃうし。

なんだかね、早いところ日本帰るか……と思っても、コロナのある生活に戻るのもストレスだし、なんだか踏ん切りがつかずにたぶんビザいっぱい滞在しちゃう。
きっとオークランドとかクライストチャーチとかにいれば、もっとマシだったんだろうけど、パーマストンノースよ、パーマストンノース。
田舎って言うんだから、景色が綺麗なんだと思うでしょ。
景色が綺麗なほどの田舎でもないのよ。
学生都市。もう、何もないのよ。
あるのはショッピングセンターと公園だけ。他に行くところなし。
ビーチだとか山だとかは車で行かなきゃ行けません。
安い公共バスはありません。
ここにいなくてもいいけど、別にどこも行きたくないからここにいてるって感じ。

お別れについて端的に言うと、
元カノちゃんはセフレと恋人の区別ができない人間だったってことですね。
まぁ前回、その元カノちゃんにポリアモリーかもしれないと相談を受けたみたいな話をしたんだけど、結局セックスしたかっただけやんて。
目の前で他の人♂を口説かれてこっちには激塩対応。
愛情を平等に与えないならポリアモリーじゃないと思って交際終了。
その後Messengerで「彼とはセックスしたいけど、デートはしたくない。私ってマジでヤバイ男みたい笑」みたいなことを友達の童貞君と話しているのを見ちゃった。
「チキンはいい人だったけど、彼女としては好きじゃなかった」とか言ってたし。でも最後まで体を欲しがったよねって。
(貸してた私のiPadからログアウトしていない方にも非ありだが、全面的に見たのは私が悪いので、この話は友達には言わない)
でも元カノちゃんは新しい恋愛対象(笑)に対して、恋人にするようなアプローチで口説いているし、そういえば、「セフレはあんまりほしくないかな。セックスには愛情が伴っていてほしいから」みたいなことを言っていたので、すごく厄介な人間だ。
こちとらお前とセックスするために海を渡って、貯金を崩してきたんじゃないんだぞって。
なんなら「レイプされたことがある」とか言ってたから、セックスは無理かもしれないと覚悟して来たんだぞて。
ほとんど同棲状態なのに決して一緒に住もうとしてくれなかったのも、パートナービザ取得に否定的だったのも、要するに、「夜だけいてくれればいい」ってことだったのなぁと納得。

なんだかね……。
悲しみと怒りを乗り越えた後、彼女に対して感じるのは軽蔑だね。
恋愛だけじゃなくて、いろんなところに彼女の詰めの甘さ、人への見下しを見つけてしまって、ただの友達だったとしても関わりたくない人間に、彼女はなってしまった。
正直彼女がここまで周りの友人関係信頼関係を崩しながらも突き進むのを見ていると、セックス依存症に片足突っ込んでる疑惑はあるんだけど、別に救ってあげようとも思わない。(注:レイプと言っても暴行系ではなく、言葉で誘導系。日本ではよくある最低な処女喪失ってレベル。もちろん悪いのは男だけど、「レイプ」と断言するには欧米基準でも弱いエピソードだったりする)
まぁ彼女からはろくな謝罪もなかったので、しょうがないね。
私にできるのは、彼女が見返りを受けるのを、海の向こうの安全地帯から見守ることかなぁって思います。

なんかすごく成長したけど、損した気分だ……。

友達と住んでるけど、みんな昼間は仕事や学校で私ひとり。
なんでニュージーランドにいるんだろうなぁって思いながら、動く気力もあまりないので、じっとささやかな幸せをかみしめて過ごしている。

そんな日々です。

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