正社員を辞めざるを得なかった話②

高校卒業後はブラジルへ行って、ちょっとだけ人と違うスタートを切った私。だけど、帰国後に学校へ行くなり、就職するなりちゃんとすれば良かった。だって、ブラジルでボランティアしてきただけで、私自身は高卒という肩書きしか無かったから。それなのに、あれよあれよと25歳。アパレルで接客業していたけど、店長代理までしかスキルアップできず退社。スリランカへ行ったけど、日本語教師やいけばな教師を極めることもなく帰国。その間に親の介護や、彼氏の海外赴任や(現旦那)いろんなことがあって、あっという間に25歳。何も…持ってないし、極めてない。本当に中途半端。そんな最中に派遣社員として働き始めた会社。面接のとき「Wordやexcelは使えますか?」と課長に聞かれた。「はい、大丈夫です!」……私、当時の派遣会社でパソコン教室に通っていて。そこで初めてexcelを教えてもらい。習ってる最中だったんです。それを「大丈夫です!」と言い切ってしまう若さよ…。入社後、何回も課長から「お前出来るって言ったのにな〜!!」と言われるのであった…(つまり殆ど出来てなかった)。
派遣会社に登録してから何度もいろんな会社に面接へ行きました。まーことごとく断られ。面接の時、履歴書を見てるだけ、私の顔は全く見てくれないなんて会社の人もいました。何社受けたかな…てゆーか、派遣会社の人、ほんとありがとう。何にもスキル無しの履歴書の私を、何度も何度もいろんな会社に紹介してくれて。今思うと、感謝でいっぱいよ。その時痛感しました。経歴が、なさ過ぎる…って。25歳にして、初めて気付いたよね。遅っ。
そして、12月のある日。その会社へ行ったんです。まず、私の履歴書を見て人事部長が一言。「へー!ブラジル行ってたんだぁ!」と。そこに食いついてくれたヒト、初めて〜。と、心の中で思いました。その会社のヒトは終始笑顔。じゃ、入ってもらう部署の課長呼んでくるねーと。そこで初めて課長登場。でも待ってね。派遣会社って、面接の時点で来てくださいねって言っちゃいけなくて、面接終了して、それから派遣会社の担当の方から合否の連絡をもらうの。でも、面接の時点で「入ってもらう」って言っちゃってくれて、私は心の中でめっちゃガッツポーズだった。やっと…やっと…受かったーーー!!!

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