バンドメンバーに囲まれてケーキを食べながら、マネージャーの力量を感じた話
仕事ができる人の条件はどんな仕事でも周りの人に気をくばれることが大切な要素だと思う。
先日美容室にいったときのこと。
わたしにとって美容室は癒しの場所。
何も考えずに雑誌を読んだり、マッサージしてもらったりしてリフレッシュする。
その日もはじめに髪をどうするかの話をして、リラックスタイムを楽しもうとしているときだった。
ロン毛のいかにも渋谷系のの男子がとなりにお客として座った。
すると、私が来る前からいたお客(イケメン風男子)と知り合いらしく、会話をし始めた。
ゲームのはなしに夢中になっている。
ドラクエがなんちゃらかんちゃら。
話す声がやたらにおおきくて、うるさい。
雑誌を読んでいてもとなりの会話の内容が聞きたくもないのに入ってくる。
「オレのはなし聞いて」といわんばかりの声量。
はぁー、今日はハズレだわーと思いながら雑誌をペラペラめくっていた。
数分後、さらにロン毛男子と似た風ぼうのお客が数人入ってきた。
「あ、おつかれっす」と言葉を交わしていて、知り合いのようだ。
気が付くとなんだか男子御一行のサロン状態。紅一点のわたし。
いつもの客層ではありえない、想定外の空間。急に面白くなってきた。
もう静かに雑誌をみてリラックスすることはあきらめて、
この渋谷系男子たちの生態を観察して楽しむことにした。
ロン毛くんたちの中に女性もひとりいる。
お笑いの渡辺直美さんにメガネをかけた感じで男子たちより年上な女性。「ガハハッハ」と男子たちと談笑している。彼女がバンドマンのだれより存在感があって釘付けになった。ナオミとよぶことにしよう。
いったい何の集団?と雑誌に目をやりながらも興味津々でちらちら観察していた。
そんな時間がつづいてしばらくたったとき、突然美容師から「お客さまからの差し入れです」と箱に入ったおいしそうなケーキを差し出された。
バーで「あちらのお客さまからです」みたいなシチュエーションでケーキが笑
「すみませ~ん、おさがわせしちゃって~。どうぞどうぞ」と、ナオミが満面の笑みで言っている。
お騒がせしたお詫びに、ということの差し入れらしい。
そこで美容師が「あのひとたち、バンドのグループなんですよ」と教えてくれたのだが、女性がマネージャーで、ロン毛男子達はバンドのメンバーということだった。
ライブ前のメイクアップに来ていたらしい。
なんだ、そういうことだったのか~。
異様な雰囲気のあるロン毛の男子たちになっとく。
髪をセットしてもらいながらのスイーツタイムをすることに。
みんなそろって鏡越しにケーキをたべるという展開になり、美容室全体がカフェのような、なんだかほんわかした雰囲気に笑
カラフルでおしゃれなカップケーキ、おいしい〜。
ナオミが差し入れたケーキのおかげで、はじめはうるさー・・と思ってたのが、おいしい〜、ありがとうございます!って気持ちになった。
食べ物の力っておそろしい。人って単純。わたしって安いわ。
自分でもあきれるくらいの、素直な気持ちの変化。
ケーキ一のおかげか、いつのまにかバンドマンたちまで行動をいましめたように静かになってる。
ナオミって敏腕マネージャーなんじゃない?
とおもい分析してみた。
ケーキを差し入れるという行動で一発でだれをも黙らせている。
バンドメンバーが多少騒いでいようとも、一言謝ってそのまま立ち去ってもトラブルにはならないはず。
そこで、きっとこんなふうに考えた末の行動に違いないと分析してみた。
かなりうるさいだろうな~。
もしかしたら他の客が嫌な思いをしてるかもしれない。
雰囲気こわしてるかな~。
美容師も仕事しづいらいだろうな~。
そうなると美容室に迷惑をかけることになる。
もし迷惑だと思われていたらバンドの印象的にもよくない。
いやな思いをさせる前にできることはなんだろう・・・
いや、もしかしたらもっと深い思いがあるかもしれない。
「バンドのイメージが・・」というリスクの予防線をはった行為なのだと思うけど、これってちゃんとまわりの状況や心境を知ろうと見えていないと出来ないことだ。
自分たちさえ良ければいいという意識ではできないこと。
短時間のなかでタイミングよく判断して行動できるのは、彼女の仕事力なんだと思った。
こういう相手を思ったうえでの行動って、想いを実際にかたちにしたり、行動にすることで相手に伝わる。そうした行動は、相手を信用したり理解したりすることにつながる。
思っているだけで行動しなければ、相手に何も伝わらない。
実際、あとでバンド名聞いて検索したわたし。ナオミのおかげでまだファンじゃない人もファンになるかもしれないわけです。
まわりにアンテナを張っているこそできる行動力と、素早い判断力を持っているナオミに支えられているバンドメンバーはきっと近い将来成功するんだろうな、と思いました。
あ、もう人気バンドで、私が知らないだけかもしれませんが。
きっとバンドメンバーも彼女から学ぶことがたくさんこれからもあるのではとおもったのでした。
飛行機の中でも数多くの芸能関係の方を見てきましたが、人気だからと言って偉ぶる人、逆にすごく腰が低くて周りに気を遣う人さまざまですが、「あ、この人応援したいな」と思うのは、やはり周りに気を使えるような人間力のある人です。
職業に関わらず、
立場に関わらず、
まわりに気を使える人というのは成功している人に共通していることだと思います。
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