情弱はいかにして信憑性のない裏垢説を信じたのか

8/5追記:噂の信頼度に★を追加、また、少々の加筆を行いました。
 また、無関係な人物の名前を伏せました。


はじめに

諸注意

このノートでは実際の人物・事件・団体などを取り扱っていますが、事実を追求するものではありません。
引用の信憑性や個人の意見はあくまで主観的な意見レベルとしてお読みください。
また、実在の人物へ質問など行動を起こすことも、何卒お控えください。

なにこれ

初投稿です

過去の事件を利用して、信憑性の薄い情報を集めて信じるに至る様と、今から見た見解をまとめる目的です。
隠された事実などは一切含まれていないため、検索でこのノートに引っかかった、という方は読む必要はなさそうです。
そこらへんのガキ的な思考力と出歯亀気味な思考パターンに興味があれば、少し意義があるかな? という程度です。
取り扱っている事件だけに興味がある方は「たつきショック」などと検索すると良いと思います。
冗長なため、面倒であれば最後まで飛ばしてください。言いたいことは最後に書いてあります。

プロローグ

Twitter もとい X のタイムラインに「裏垢は文法や内容から特定可能」というような投稿が流れてきました。
ぼくはそれに賛同しつつ、似たような事例として、けもフレ2騒動における細谷プロデューサー(以下、P氏)を例に上げました。

この呟きに対し、とある方から「裏垢というのは事実ではない」というタレコミをいただきました。
タレが身に沁みて、これは……ありがたい。

そのような形で真実をいただいたものの、「ここまて名誉毀損されてなぜプロデューサーは反訴どころか否定をまともにしなかったのか?」「そうは言っても当時の感覚からしてアレはどう考えてもマジだし……」「いや、それこそがぼくがバイアスの沼に浸かっているという証拠だよ」などど疑念が湧いて出てきたため、いっそこのタイミングながら事実をバシッと見出してやろうじゃあねえか、などとイキってしまいました。
まあ、後述のように無理なんですが。

前提の話

今回の書き方の注意点

信憑性が特に低かったり、私見のうち、特に事実と誤認されると困ることは文頭に
⚠️
をつけています。

スタンスなど

かねてからぼくはアニメの出来に心を痛めており、どうしてこんなことになったのかということを調べ続けていました。
出歯亀根性もありましたが、それよりも、何らかの理屈を自分に納めないと不安だったのです。
そんな中、
⚠️アニメのプロデューサーであるP氏が裏垢を持ち、アニメに否定的な人物や前作監督などを相手に粘着行為や暴言を繰り返しているのでは?
という説がありました。
そこで紹介されていた裏アカとされる人物の攻撃性に慄きつつ、もしこれがプロデューサーのような人物であれば制作の混乱もむべなるかな、と思った次第。
以下ポストは当時の戦慄と理解を端的に表現したものです。

ただ、真に迫る証拠のようなものを直接取りに行くことはなく、少なくとも凸などもしていません。保守的なウォッチャーと言っていいのでしょうか。
せいぜいが掲示板などに張り付いて資料にまとめる程度でしたが、HDDごと消えました。

当時受け取った情報をおさらい

人間観察

先立って、渦中のお二方について知らなければなりません。
氷村ふぁねるさん(以下氷村氏)がどういった方であるかは、以下のURLを参考にしていただければと思いますが、精神衛生上良くないかもしれません。
https://ツイログ.総合サービス.com/ユーザー詳細/1042061751984848897/?ref=shortlink
https://togetter.com/li/1335470
P氏については今もなお生きているアカウントを持っているため、念のためここでURL引用は避けさせていただきますが、時折反感を持たれそうな言動をされる方でした。でも今となっては人間らしい反応な気がする

テメー!って知らない人に平気で言えちゃう人が一期のあの世界が好きな人達なんですね。なるほど。

最終回を祝っているタイミングで激怒リプライした視聴者に対するP氏の返信から抜粋。
今となって思うと、いやさあ、祝ってるときに罵倒されたらムッとするよ普通。
にんげんだもの。

こんな感じなので、「見ろよこのツイートを。こいつ(ら)はやるかもしれねえ……」という先入観がこの時点で生まれてしまいました。

どうして同一人物って説が出たのよ

双方の発言をしっかり読まれた方は、
「文体はともかく攻撃性が高いし、詳しそうな事書くね?」というように思われたのではないでしょうか(読んでいない場合はそのままで大丈夫です。今更ですがおすすめできないものです)。
同一人物説として巷で言われていた理由は以下のようなものがありました。
追記:当時信用度が高く思ったと記憶しているレベルに応じて★をつけました

  • リスク大量の人物なのに止めないどころか同調までしてしまう 仲間?
    ★★★★☆
    まともなプロデュースをしていれば前もって強く諌めたりもするのでは? という推測になります。
    P氏は知る限り二回はソフトに注意されていましたが、特に最後側は三文芝居としか見られていなかったと記憶しています。

  • 活動タイミングがP氏と近似 両手持ちかな
    ★☆☆☆☆
    すみません、初出不明です。
    大体朝方、昼の一部、夜から時々明け方あたりまで Twitter 活動をしていました。ただ、このようなタイミングで活動される方は多いと思います。被ったから何なのだと当時も思っていました。
    ⚠️※P氏の生放送タイミングで氷村氏がつぶやいた、という噂もありますが、協力者がいたらその程度……などと考えると、決定的な反証になりづらい気がします。

  • 事情に詳しすぎる 内部の人間であることは確実か?
    ★★★☆☆
    作品に関連する多くの事柄について明白に答えています。特に人物関係・運営の事情について鋭く、熱心なファンでもここまで言及できるのか、という意見もあったと思います。

事情通の彼 結局のところ、彼の正体は当局でも掴めていない
  • 2期関係者を全肯定しつつ前期制作側は徹底的に敵視、普通じゃない
    ★★★☆☆
    2期に対して批評の強かった当時、彼の存在は都合が良すぎるという意見です。2期が始まる前から強烈な敵対心があり、並々ならない特殊な真実を持っているのだと思わせる言動でした。

  • 隠しているようだがやっぱり文体が似ている、騙されんぞ
    ★☆☆☆☆
    ぼくはそこまで似ていないと思いますが、ヒートアップした発言の際に使う草の使い方、改行の詰め方は、そう言われたらそういうような……

  • P氏のリリーフに駆けつける、同一人物かのような阿吽の呼吸
    ★★★★☆
    うまい引用が難しかったので他の方のツイートを引用。
    https://twitter.com/Geha_Men/status/1115760745377980417
    ぼくみたいに観察力のない人だと他の人になっていることに気づかない自然な引き継ぎだと思います。アタックフォルム呼ばわりすき。
    ⚠️他にも、自身をまるでP氏そのものかのような語り方をしたツイートがあった気がしますが、見つかりませんでした。

  • なぜかアイカツのRTをした アカウントを間違えた?
    ★★★★★
    アカウント消滅直前、今まで全く言及していなかったはずのアイカツの公式ツイートを 2 連続で RTしました。19 年 4 月 4 日のことです。このRTは直後に消したと記憶していますが、有力な情報は見つかりませんでした。
    P氏はアイカツのプロデュースもしており、もちろんP氏はアイカツ関係の情報をよく出していましたが、ここで、アカウントを間違えたのでは? という推測も発生しました。
    自爆と考えた材料の一つです。

  • P氏の Twitter 休止タイミングが本人も認めるシンクロ
    ★★★★★
    上述の「活動タイミングが~」と似ていますが、こちらは休止タイミングです。
    19 年 4 月 2 日 よりしばらく、P氏の Twitter 活動が止まりました。これを追う形で氷村氏のアカウントも動きを止めます。というかその数日後に消えます。
    ⚠️他にもこのような活動休止タイミングが一致する(詳細には調べられていません)ことが過去にもあり、やはり同一人物が操作しているのでは、と噂されました。これについてはP氏も疑問に思われていたようです。

以上のような小さな★を集めて、この説は「もしかすると、もしかするのでは……?」と考えるようになったのですね。

氷村氏がアカウント削除した後の情報

決定打?

その後、⚠️以下のような調査結果が報告されました。

引用元:http://yaraon-blog.com/archives/148153
画像だけによる流出を考慮し、念のためP氏側の名前を伏しています

氷村氏のものと思われるメールアドレスに紐付けられた電話番号の下二桁が、P氏が Facebook で登録している電話番号の下二桁と一致しており、赤の他人でこうなる確率は極めて低い、というものです。
これにより論調は、ほぼ確定、という流れになりました。

このタイミングでぼくは結論が出たと判断し、いったんこの件から目を離すことにしました。
もちろん、「氷村氏はP氏の裏垢である」という判断です。

話は最後まで聞け

ですが、これには破滅的なミスが潜在していました。
この情報については本記事を書いた中で知りまして、これをもし知っていれば誤解はなかったかもしれません……が、過去には戻れません。

まず、Twitter の照合時に一部だけ見えた情報から推測した
kemonofriends@outlook.jp
ですが、これは氷村氏とは無関係の、普通のファンの方のもの、ということでした。
したがって、電話番号の下二桁が揃ったのは「全くの偶然」となり、この情報は意味をなさなくなりました。

結論は?

いや、わからん(ジャガー)
少なくとも今のネットから得られる情報から、二名をイコールでつなげられる根拠はなさそうですし、今後増えることもさすがにないでしょう。
ただ言えることは、当時は公平な判断ができなくなっていたと思える(特に序盤に上げたP氏の反応は今は同情的)、ということと、事実を掴んでいそうな推測は何一つないということです。
⚠️某所の掲示板荒らしのIPが某法人くらいでしか使われていないもので内通者の暗躍を疑われたことがったけど……いや、よそう。俺の勝手な推測でみんなを混乱させたくない。
ぼくとしては、先日タレ込んでいただいた方を信じてみる所存です。もう、安心できるソースはこのくらいしかないよ……

何が言いたかったか

ぼくたち凡百には説を否定する力があんまりない

本件に元々懐疑的な方がお読みになっていればいればもしかするとお気づきかもしれませんが、上記で記載した色々な根拠について、今回は明確な反対意見をあまり書きませんでした。いえ、「書けなかった」と言えます。
特に現在での掘り下げでは反証を示すような提示も見つからず、ぼくの主観としても「なんか違和感あるな、そこまでか?」という、言語化し難いレベルの反対意見しかありませんでした。結局、違和感を抱えたままでも説を判断材料として取り込んだのでしょう。

炎上と呼ぶに相応しい熱気の中では思考もおぼつかなくなります。今回は特に疑いたくなるような燃料、もとい前提条件が転がりすぎていたため、視界がいつの間にか煙で覆われていたのかもしれません。
今回の振り返りでは、少しは広い視界で情報を眺められた気もします。
もし、もう少し冷静に状況を俯瞰していれば、上記の噂はいずれも裏付けのないものでしかなく、当時にしても「面白い推理だな」で止まったかもしれません。

そもそも詮索は事実らしく語るものではない

本記事を書くきっかけになったツイート、もといポストでも、うっかり断定的に書いてしまっています。これは手が滑ったと言い訳したいですが、事実そう書いてしまっています。
これを全く知らない第三者が見れば、かつてP氏は複垢を駆使して大暴れした恐るべき存在だと受け取ってもおかしくないでしょう。
このノートを公開したあとは、先のポストには追記するか、うまくいかなければ削除しようと思っています。

君たちはこのような生き方をしてはいけませんよ

なお、ぼくは当時、本件のウォッチを終えたしばらく後、詮索グセが抜けなかったのか、全くの別件、まさに勝手な推測といえる行いで事件を起こしています。
下衆の勘ぐり、いや下衆でなくても勘ぐりはうまくやらないと下品になるのですが、そうやって調べても事実が見えないときは、隠されているのではなくそもそも存在しない、という可能性も考慮したほうがいいのです。
確証を持てないというのは不安かもしれませんが、物事はそもそも、たいていそんなものなのでしょう。
物事を素直に受け取ることが、結局、事実への近道だったりするのかもしれません。

疑ったり詮索する事自体は重要だと思います

けれども、何でも盲信して何も推測するなと言いたいのではありません。
盲信すればそれこそ誤った情報を飲み込んでしまいますし、推測しない生き方ははっきり言って馬鹿です。
先の炎上騒動で少しでも考えを巡らせたことで、今でも有用な知識や経験を得たと思っています。
今回だって、素直にタレコミを受け入れても良かったのに、あえて調べ直すことで、自分なりの考え方を整理できました。
要は、行いを制御すればいいということです。
間違えたらごめんなさいして修正し、次に活かせばいいのです。
……取り返しの付く範囲であれば。
それと、間違いに気づくきっかけも大事ですね。できる限り、己自身は疑いましょう。

ぼくはこれからもっとかしこくなって、あと、わるいこと言いそうになったらお口チャックをしたいな、と思いました(夏休みの日記風)


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