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銀座Tビルの記憶 3 [電気]

会社が入居した部屋は、元々2つの部屋だったところを1つに改装した部屋でした。ドアも2つ。そのことが関係しているのか、電気配線が2つに分かれているとのこと、容量的に消費電力が大きい電子レンジなどの使用は注意するように言われていました。

が、初めの頃は度々ブレーカーを落としては管理人さんを呼ぶことに。
コーヒーメーカー+瞬間湯沸かしポットをスイッチONして、パソコン画面がプツッ…
お弁当をレンチン+お茶を入れようと瞬間湯沸かしポットをスイッチONして
…など。
落ちる度に、パソコンや複合機、電話が大丈夫かヒヤヒヤしつつ。
しばらくすると、2つの家電を一度に使うと危険なことが身に染みて、“うっかり”で以外はブレーカーを落とすことはなくなりました。

電気というと、部屋の隣にあったテナント共用の女子トイレの蛍光灯がちらついたり、突然消えたりすることがありました。
編集プロダクションの仕事柄、夜中まで仕事をしていることもあり、明るいうちは気にならなくとも、古い建物の雰囲気もあり、夜は薄気味悪く感じます。

気になって管理人さんに話すと、蛍光灯の安定器か何かが古いので、交換できるかどうか確認してみます、という話だったか。

他のテナントの方に突然蛍光灯が消えた話をすると、「このビルは“出る”らしい」なんて話も聞いてきたり。
夜遅い時間までいたスタッフから「そういえば、仕事してる時に妙な音がした」とかいう話も出てきたり。
そうした話もこのビルならではな感じもあって、多少おもしろがって受けいれているところもありました。

結局、トイレの蛍光灯は部品がかろうじて残っていたか何かで、交換して落ち着いたように思います。

見出しの写真は、上の方の階にあった変電設備の扉の一部。

今日書くのはここまで。ではまた。

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