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B2優勝!|Weekly FE名古屋2021-22 #34(最終回)

今週のTopics

① B2優勝!
② 御礼

B2優勝!

FE名古屋が、ついにB2の頂点に立ちました!

 B2プレーオフファイナルの相手は仙台89ers
 前回のnoteで紹介した通り、強固なディフェンスと攻守でハードワークする姿勢が持ち味のチームです。

Game1

 石川海斗、野﨑零也、ジェレミー・ジョーンズ、アンドリュー・ランダル、エヴァンス ルークといういつもの5人でスタートしたFE名古屋に対し、仙台はここまでプレーオフ全試合でスタートを務めていた田中成也に代えて寒竹隼人を起用。SFのポジションをサイズアップし、FE名古屋の3BIGに対抗する狙いでしょう。
 しかし、このGame1についてはその狙いはハマらず。ディフェンスでは、3BIGが仙台の強力なインサイドをしぶとく守ることで、ガード陣は後ろを心配することなくボールハンドラーに激しいプレッシャーを掛けてターンオーバーを誘うことができました。

 そしてオフェンスでは、そのターンオーバーからの得点に加えて、3BIGの構成によってミスマッチが生まれたランダル、JJのところで効率よく得点すると、前半の最後にはこれぞ石川海斗という3Pも決まって20点のリードを築きます。

 結果、この前半の点差を埋めきれずそのままFE名古屋の勝利となりましたが、後半は仙台もディフェンスの圧力をさらに高め、終わってみれば8点差。終盤にFE名古屋が主力メンバーを休ませたことを差し引いても、後半はオフェンスでやや安易な仕掛けからのミスが目立つなど、地力の強さは見せつつもGame2に向けて少し不安要素も残るGame1となりました。

Game2

 負けられない仙台は、スターティングメンバーに手を加えてきます。Game1では寒竹、ジャスティン・バーレル、ジェロウム・メインセの3人をFE名古屋の3BIGにぶつけてきた仙台ですが、Game2では、デビン・オリバー、荒尾岳、バーレルに変更し、荒尾にルークを任せます。
 この起用に荒尾が奮起し、完全にシャットアウトとはいかないまでも、たびたび1on1でルークをストップ。そうしてオフェンス面でFE名古屋が3BIGの優位性を失いつつある中、今度はバーレルがルークから2つのファウルを引き出し、FE名古屋は第1Q早々で3BIGを取り下げざるを得なくなりました。さらにはJJもファウルトラブルとなり、FE名古屋は苦しいベンチ事情で前半を戦うことになります。
 それでもブライアン・クウェリなどの奮闘で前半を2点ビハインドに抑えると、第3Qに戻ってきたルーク、JJの活躍でついにFE名古屋が逆転に成功します。

 しかも第4Qには仙台のバーレルが足を痛めてしまうアクシデント。いよいよFE名古屋の優勝の瞬間が近づいてきたかと思えましたが、ここで奮起したのは仙台の方でした。

 バーレルが交代した直後に渡辺翔太の3Pとメインセのダンクで点差を6点とすると、一時ベンチに下がったバーレルもテーピングを巻いて強行出場し、さらに得点を積み上げます。
 FE名古屋も野﨑の4点プレー(未遂)などで追いすがりますが、どこかエナジーが空回ってしまったかのような単発なオフェンスになってしまって追いつくには至らず。
 Game2は仙台が勝利し、B2優勝の行方はGame3に持ち越しとなりました。

Game3

 勝っても負けてもシーズン終了となる最終戦は、お互いにGame2と同じメンバーでスタートします。両チームとも試合開始から激しいディフェンスを仕掛けるのはGame1,2と同様でしたが、オフェンスではFE名古屋が変化を見せます。
 Game1,2では、JJvs寒竹やルークvs荒尾など3BIGによって生じるミスマッチのところで攻めることを意識していたFE名古屋でしたが、このGame3ではそれにこだわりすぎることなく、ピック&ロールやボールムーブを駆使して攻める形が増えました。
 ただ、これは仙台に合わせてオフェンスを変えたというよりは、今までリーグ戦やプレーオフを勝ち抜いてきたFE名古屋の本来の姿に立ち返ろうという修正だったように思います。

 これが功を奏し、第1Qは20-7でFE名古屋がリード。第2Qは仙台がディフェンスで意地を見せますが、FE名古屋もディフェンスでは譲らず、9-9というロースコアの展開となり、前半は29-16とFE名古屋が13点リードで折り返します。
 そして迎えた第3Q、仙台は焦りと疲労の影響からかファウルがかさんでしまい、開始わずか3分でチームファウルが4つに。その隙をついてFE名古屋は、第3Qだけで10本のフリースローを沈め、点差を21点にまで広げます。

 仙台としても決して逆転不可能な点差ではありませんでしたが、B2優勝を目前にしてさらに集中力を増したFE名古屋のディフェンスがそれを許しません。頼みのバーレルも、Game2での怪我の影響もあってか後半は無得点と振るわず。
 その後は、石川&笹山の両PGに加え、昨季B2優勝を経験した野﨑やクウェリなど経験豊富な選手たちが仙台の必死の追撃を余裕をもってかわし、見事にB2優勝を決めてくれました。

まとめ

 結果的にGame3は大差がつきましたが、それまでのGame1,2も含め、最初から最後まで見ごたえがあるシリーズでした。
 お互いにディフェンスの強度が高く、また審判もその強度に合った基準で試合をコントロールしてくれたおかげで、B2のディフェンス1位2位の対決にふさわしい守り合い、そしてその素晴らしいディフェンスをさらに上回るオフェンスを見ることができました。
 仙台とは、来季はB1の舞台でまたしのぎを削り合ってくれることを楽しみにしています。

 そして、これをもって今季のFE名古屋の試合がすべて終了しました。
 目標であったB2優勝B1昇格を見事に達成できたことを誇らしく思います。選手、コーチ、チームスタッフもフロントスタッフも本当にお疲れさまでした。おかげさまで、最高の景色を見ることができました。
 そして、来季からはB1の舞台で新たな戦いが始まります。今までとは一味も二味も違う厳しい戦いになると思いますが、これからも一緒に、FE名古屋の歴史に新たなページを刻んでいけたらなと思います。

 B2優勝B1昇格を祝うとともに、来季以降のさらなる躍進を祈念して、
Go! Fighting Eagles!!

御礼

 今回のnoteで、今季のWeeklyFE名古屋は終了となります。
 いつも読んでくれる方も、たまに読んでくれる方も、今回初めて読んだよーって方も、本当にありがとうございました。皆様のおかげで、自己満足ながら全34回、8か月以上にわたって書き続けることができました。

 少しでもFE名古屋界隈を盛り上げようと思って書き始めたこのnote、どういう形になるかはまだわかりませんが(週刊は想像以上にキツかった。笑)、何らかの形でオフシーズンや来季以降も書き続けていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。
 noteへの感想、書いてほしいテーマなどあれば、ぜひコメントいただけると大変嬉しいです。力不足で対応できないことも多々あると思いますが。汗
 それでは皆様、よいオフシーズンを!

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